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中級魔法3

 魔王が復活したと言う放送がされた。街中が騒いでいる。そりゃ、世界の滅ぶ危機なのだ。しょうがない。かく言う僕も、びびってるけど。


「また魔物の襲撃が来るかもしれないのか、、」


 もう、目の前で死ぬ人を見たくない。だから、強くならないと。


「ルージュ」

「ん?」

「もっと強くなりたい。僕の目の前で二度と人を死なせない為に」

「いい意気込みね、分かったわ。剣の稽古をしましょう」

「うん」


 それから、僕達は日が暮れるまで稽古をしていた。


 アーヤ師匠が帰ってきた。


「たっだいまー。疲れた」


 そう言い、アーヤ師匠はソファに座る。


「お帰りなさい。アーヤ師匠。家に帰るのが遅かったですけど、どんなことをしてたんですか?」

「うーんとね、会議とかだよ、国のお偉いさん達が、魔物の襲撃に備えて防壁を作るとかね」

「結局どうなったんですか?」

「作ることになったけどね、工事費やらなんやらで、いろいろ大変だったんだよ」

「お疲れ様です」

「あ、あとね、明日君に中級魔法を全部教えるよ」

「ずいぶんいきなりですね。少しずつ覚えていくんじゃなかったんですか?」

「魔王がこんなに早く復活するとは思ってもなかったんだよ」

「じゃあ、回復魔法も?」

「そうだね、教えるよ」

「やったー!」


 ついに回復魔法を教えてくれる。今までは、回復魔法をできるようになったら、怪我前提で戦うかもしれないからと、断られ続けたが、明日ついに覚えられると知ると、ワクワクする。


「明日、楽しみにしていますね!」


 次の日、


 今日は、剣の稽古を休みで、早朝から平原に行く。


「ついたね」

「はい、よろしくお願いします」


 その後は、合計四つの中級魔法を覚えた。水魔法の濃霧(ディープ ミスト)、土魔法の土壁(アース ウォール)、電気魔法の落雷(サンダー)、光魔法の

聖なる盾(ホーリー シールド)だ。


 まず、濃霧(ディープ ミスト)は、名前の通り、霧を発生させる魔法だ。敵の視界を遮るため、強力だが、僕自身も見えなくなる為、ハイリスクハイリターンだ。次に、土壁(アース ウォール)これも名前の通り、壁を発生させる魔法だ。自分の足場を作ったり、敵を地面から発生させた足場で吹き飛ばすことができる。本来の目的は敵の魔法を防ぐ為だが、僕には闇穴(ダーク ホール)がある為、意味はない。次に落雷(サンダー)は、雷を自分の好きな場所に落とせる魔法だ。雷は早い為、大抵の魔物は避けられない。だが、魔力消費が激しい。最後に聖なる盾(ホーリー シールド)だ。これは自分の周りに一回だけ魔物の攻撃ならなんでも守ってくれる魔法だ。一回攻撃を受けても大丈夫だが、これも魔力消費が激しい、それに、一度使うとクールタイムがある。クールタイムは、人それぞれらしい。このクールタイムは上級魔法のほとんどにある。


 そして、回復魔法だ。回復魔法は初級と中級どっちも習った。まず初級は、擦り傷なら治せる。中級は深い切り傷を治せる。また、上級までになると、骨折を治せる。そして超急は体の部位を欠損してもすぐに使えば治せる。極級は体のほとんどを治せる。


 しかし、僕は初級しか使えない。回復魔法は、本当に難易度が高い魔法らしく、中級は使えなかった。


 これらの魔法をすぐに無詠唱で使えたのは言うまでもない。


「おめでとう。ついに回復魔法以外の中級魔法を覚えられたね。」

「ありがとうございました!」

「そして、最後にだ、私と本気で戦ってくれ」

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