魔王の復活
次の日、アーヤ師匠は一人で王城に行った。魔王が復活したらと言うことを報告するらしい。
取り敢えず、ルージュは家にいるため、剣の稽古をする。
「そういえば、ルージュの冒険者ランクは?」
「Aよ。なったのは確か、二、三年前かしら?それからは一向に冒険者の依頼をしてないからね」
「十二、三歳でAランクはすごいじゃん、」
「そう?あなたに言われると、嫌味に聞こえるわね。」
「確かに、」
いつも通り、模擬戦をする。当然のように負ける。まだまだ勝てる道のりが長い。この調子じゃ、大丈夫なのだろうか?戦場で死ぬ羽目になるかもしれない。
「ルージュ、僕このままでいいのかな?この調子じゃ、いつか絶対に負けるよ」
「大丈夫よ、お母さんや、光の勇者達がなんとかしてくれるわよ。それに、いざという時はハルカは私が守る。」
カッケェ。流石ルージュさんだ。
「ありがとう。でも、情けないな」
「情けなくても、生きていれば勝ちなのよ」
「そうだね」
いつかこんな風に言えるような人になりたい。
剣の稽古が終わった後、休憩とお昼ご飯を食べる。
最近から僕が昼ごはんだけ作るようになった。別に嫌じゃないし、むしろ自分から始めたことだ。
「やっぱりハルカの料理美味しいわね!」
「ありがとう。頑張って作ったからね」
作ったのは、サンドウィッチだ。この世界にもサンドウィッチはあるらしいが、マイナーな料理らしく、初めて作った時は何かと聞かれた。
改めて。自分の料理な美味しいな。自分が作ったから尚更だ。
そんなことを考えている時に、音声が流れる。つい昨日聴いたばかりの放送だ。多分、魔王が復活したと言うことの報告だろう。
「何かしら?」
「魔王の件だろうね」
「あー、昨日確かにそんな話をしていた気がするわね。」
「魔王って世界を滅ぼすんだよ?もうちょい危機感持ってよ」
「シェイテナブル国の王女、リリア・シェイテナブルです。皆さんに重要な話があります。昨日の件の原因がわかりました。原因は魔王の復活です。世界の危機が再び来てしまいました。しかし、心配する必要はありません。この国には、闇の勇者と光の勇者がいます。現在、他の勇者とも話を進めています。我々が必ず、魔王を倒します。以上です」




