襲撃後
その後、僕はグリフを探しに行った。実は街に置いてただけで、そのまま放置の可能性があった。だが、置いた場所にはグリフはいなかったため、病院に運ばれたのだろう。
僕は検討のつく病院に行ってみる。少し前に行った、王城の病院だ。前は、川上にやられてここに来たのを覚えている。
中に入ると、たくさんの冒険者がいた。もう死んでいるものや、腕を無くしている者まで、ほとんどがこの襲撃のせいだろう。僕達のグループは、死者が一人出たが、北や、東、西のグループは大丈夫だろうか。
「あ、グリフ!」
グリフを見つける。どうやら、疲れて気絶しているようだった。
グリフが起きるまで、隣で待っている。
二、三時間後、グリフが起きた。
「あれ?ここは?」
「王城の病院だよ」
「ハルカ、大丈夫か?」
「それはこっちのセリフだよ」
「ありがとな。さっきはハルカのおかげで命拾いしたよ」
「当然のことさ、」
「後な、前にお前に喧嘩を売ったことはごめん!」
「いいよ、全然」
「あん時、俺は調子に乗っていた。お前のおかげで、現実を知れたよ。今は前と比べて大分強くなった。」
「ならよかった」
僕達は友人になった今日この日に。
「じゃあ帰るよ。元気にな」
「そっちこそ」
僕は一旦家に戻る。家にはルージュとアーヤ師匠がどっちもいた。
「大丈夫だった?」
ルージュが僕に聞いてくる。
「まあ、なんとかね」
「聞いて聞いて!私とお母さんはね、ドラゴンをたくさん倒したの!」
「ドラゴンが!?僕達はゴブリンしか倒してないよ」
「まあ、ガルスさんがいたおかげで、こっちのグループはほとんど怪我人はいなかったわ。」
「流石、ドラゴン退治のプロだね」
「でもね、ドラゴンしかいなかったから退屈だったわよ」
「こっちはゴブリンキングが限界でした。」
その後に、僕は襲撃の話をアーヤ師匠とルージュにした。ゴブリンキングによると魔王が復活したと言うことと、ガルスさんの弟子のグリフと友人になったことなど。魔王が復活したことを聞いて、アーヤ師匠は驚いていなかった。どうやらアーヤ師匠達も魔王が復活したことを聞いたようだ。




