中級魔法四
「転移は戦闘でも使えるわよ?」
「え?」
転移が戦闘で使えるのか?どうゆう風にだ?
「あなた、お母さんに使い方を教えてもらえなかったの?」
「いや、アーヤ師匠は移動用だって言ってたけど?」
「本当?お母さんはよく戦闘で転移を使っているわよ」
「え?聞いてないんだけど。そもそもアーヤ師匠が魔物と戦っているところなんてほとんど見たことないや」
アーヤ師匠はどんな風に戦っているのだろうか。
「前、魔法ありでお母さんと戦った時は、何個も空中に闇穴を作って、その中に魔法を何個も入れて魔法を私の後ろにも闇穴を作って、魔法を転移させて、で後ろから攻撃してきたわよ」
「なるほど、そんな使い方があったんだ、、」
だが、僕にはそんなことはできない。そもそも僕は昨日転移を習ったばっかりで、物を転移させるには結構、集中する必要がある。
一度闇穴を空中に作り、魔法を入れてもう一つ発生させた闇穴に転移を発動する。自分の体ではない分、魔力はほとんど使わないが、制御が少し難しい。これを何個も同時に転移させるのはとても難しいと思う。熟練度を上げれば少しはマシにはなると思う。
「いやー、僕にはこれは難しいよ、」
「確かに、あれはすぐにできるような物ではないものね、いつかできるようになるように頑張って!」
「ありがとう、頑張るよ」
そのあとはいつも通り、魔法なしの模擬戦や、筋トレ、素振りなどをした。
今日の夜、夜ご飯を食べてるときにアーヤ師匠に戦闘の時の転移のことを聞いた。
「ああ、戦闘の時の転移ね、あれはもともと明日から教えようと思っていたんだけどね、ちなみになんでそのことを知ってるの?」
アーヤ師匠はご飯を食べながら聞いてくる。
「今日ルージュと魔法ありの模擬戦をしたんですよ。それで僕が転移を使わなくて、疑問に思ってたようです。でしょ?ルージュ」
「そうよ、お母さん。なんで転移を習ったのに戦闘では使わないのか疑問に思ったのよ」
ルージュも話に参加してくる。
「まあ、確かに教えなかったからね。取り敢えず今日はワープに慣れるように自分の体だけで練習させるようにしたんだよ」
「なんでですか?」
「まあ、難しいからだね、」
「わかります!あれ難しいですよね」
「だからだよ。まずは基礎を固めるためだよ。」
「なるほど、分かりました。明日教えてくださいね!」
「もちろんそのつもりさ」
次の日
「じゃあ教えるよ」
僕はいつもの平原に出る。剣術の稽古が終わった後で、少し疲れている。まあ、慣れたけど。
「お願いします!」
「まあ、まずはお手本を見せるよ」
アーヤ師匠は一瞬で闇穴をいくつも発生させ、知らない魔法もいくつも同時に発生させ、闇穴に入れる。そして、新しく、発生させた闇穴から入れた魔法を出す。
すごい威力だ。これは強力だ。多分ゴブリンキングほどなら余裕で倒せるだろう。これをできるにはいつ頃になるのやら、、、




