身体強化
次の日、僕はルージュに剣術を教えてもらっている。まずは素振りなどの基礎的なものをする。一通り終わると、試合を始める。ルージュは、攻撃はせずに、僕が攻撃をしていって、一発でも当たれば、鍛錬は終了、1発も当たらなければ、今度はルージュが攻撃をしていって、僕がそれを防ぐ、もちろん手加減はしてもらっている。でも、何発も当たる。
「ハルカ、そういえばあなた、身体強化は使わないの?」
「身体強化?」
「ええそうよ。身体強化は、身体を強化して、足を早くしたらする魔法のこと。今から教えてあげるわ。」
「魔力切れは起こらないの?」
「身体強化は、魔力が少なくても、1時間は持つわよ。しかも、一時間なのは、体全体だから、目だけ強化して、攻撃を遅くしてみることも可能よ。しかも、目だけしか強化してないから、何十時間も持つわよ。」
「それは便利だね。だからルージュは昨日の試合であんなに速かったんだね。」
「昨日の試合では使ってなかったわよ。あれは私の素の身体能力よ。」
「え?」
ルージュ流石に素の身体能力であれとか強すぎるだろ。
「身体強化はどうやって使うの?」
「魔力を体に纏わす感じをイメージするのよ。」
なるほど、魔力を体に纏わす感じね。
僕は集中する。
「まあ、まずは魔法と同じく詠唱をして、使っていきましょ、って話聞いてる?」
ん、あれ?ルージュの声が遅くなってね?これが身体強化か。足を動かすとどうなるんだろ?
僕は本気で走ってみるすると、いつもの何倍も早くなっていることがわかった。そして、ルージュの方を見ると、呆気になっていた。
そういや、身体強化はどうやって解除するんだ?まあ話を聞こうか、別に聞こえないってわけではないし、
「えぇぇぇ!」
「どうしたの?」
「始めてで、無詠唱!?」
「ルージュの言った通りに、魔力を体に纏わすとできたよ。」
「最初は詠唱ありで何日も練習するのよ、話聞いてた?」
「ごめん、集中してたから聞いてなかった。」
「まあ、いいわ。取り敢えずさっそく実践に移りましょう。またハルカが攻撃してしてきて。」
「わかった。」
僕は木刀を構えルージュに木刀を振り上げて、攻撃した。でも、当たらなかった。次の攻撃もするが、当たらない。
もっと速く、そう思い、魔力をさらに体に纏った。確かに体は速くなった。でも、ルージュは、余裕で、受け流していた。まだ、もっと速く。さらに魔力を込めた。そうすると、ルージュが焦った顔で、何かを伝えようとしていた。だが、気づかずに攻撃を続ける。もっと速く、もっと速く、いつのまにか、僕は倒れていた。
「…ルカ、ハルカ、大丈夫?」
目の前には、僕の事を心配しているルージュがいた。
「あれ、僕はなんで倒れているの?」
頭がとても痛い。鼻血も出ていた。
「ハルカ、あなたね、身体強化で、体を速くしすぎたから、頭がショートしたのよ、もう少し遅かったら、貴方、廃人になっていたかもしれないのよ。」
「じゃあ、頭がショートして、気絶したの?」
「いや、違うわ、私がハルカのことを気絶させたのよ、感謝してよね。」
「止めてくれて本当にありがとう。」
「当然のことよ。」
「ちなみに僕は、何倍くらいで動いてたの?」
「百倍くらいよ。私も身体強化を使って何とか防いだわ。でも絶対に次からこんな速度で使わないでね。」
「わかった。」
「取り敢えず今日は休みなさい。一応回復魔法下級もかけておくわね。」
そう言い、ルージュは無詠唱で回復魔法下級を使ったくれた。
「魔法も使えるんだね。」
「一応下級は全部無詠唱を覚えているわ。ほとんど実践で使わないけど。貴方に比べたら才能なんてないから。」
「でも剣術がそんなにできるなら充分じゃん。」
「ありがとね、励ましてくれて。」
「本当のことだからね。」
「どうしたんだい、2人とも、ハルカ君は、鼻血が出ているけど大丈夫かい?」
アーヤ師匠が来た。
「あ、お母さんじつわね…」
ルージュは、何かをアーヤに話した。あ、コレ嫌な予感がする。案の定、ルージュはさっきの話をしたらしく、アーヤ師匠はこっちに怒った顔で来た。あ、オワタ
僕はまたアーヤ師匠に怒られた。




