死を齎す蛇 ヒュドラ 封殺
僕がするのは徹底した毒封じ。
毒を癒す為に後方に配置された僕は毒を食らわせない立ち回りを選んで前に出た。
現状あのヒュドラの広範囲に渡る毒の息を防ぐ手立てが僕の【浄化】以外に無い。
風を纏えば毒の息を浴びずに済むが、毒を払う事が出来なければ視界は暗闇同然。
そんな中でも蛇たるあいつは周囲の振動を感知して十全に動けるのだろう。だからこその無差別に視界を奪う攻撃。
魔力の動きも見る為に魔力視も並行して発動。
【存在霧散】、魔力視、【浄化】のストック、そして今の状態を【記憶】で馴染ませ順応。
俯瞰していられる僕がすべき事は、あいつの癖を見抜く事。息を吐く時の予備動作を把握する事。
動きの全てを見切るつもりで奴を……《《憶える》》。
◇ ◇ ◇ ◇
アッシュのあの目……あの恐ろしい程に真っ直ぐな目が時々怖くなる。
南の氾濫での最初の魔法を放ちたいと言った時も、ネメアを空に打ち上げた時も、さっきの浄化を振り撒く時も……使命感? 違う。義務感? 違う。
あの目は自分を顧みない目だ。
僕にも覚えがある。
サフィーと出会う前、僕には冒険者の仲間が居た。出会って日も浅いのにやけに意気投合した。
毎日が楽しくて楽しくて、みんなで冒険者の最高ランクを目指そうだなんて夢を見て…………そして僕以外の全員が殺された。
殺し目的の盗賊だった。
数で圧倒されてなす術も無く、痛ぶるように殺された。僕の目の前で。
それからは復讐に取り憑かれ、日夜鍛錬を積み、効率的な命の奪い方を考え、一年かけて淡々と復讐を終えた。
その後の僕はサフィーと出会うまで酷い顔だったと方々から言われた。
死に場所を探している目だと。生きる力を失った顔だと。
出会ったばかりの頃はサフィーによく辛気臭いと怒られたな。
……アッシュのあの目は、僕の死に場所を探す目では無いけれど、圧倒的に自分の命の優先順位が低い目だ。
自己犠牲を厭わないと言えば聞こえは良いが、自分に対する執着が薄いんだ。
だから欲が少なく、時折出る我儘も自分が損をするような物ばかり。魔法の技術を当たり前の様に教えるし、みんなのお願いを断る事も少ない。
それでもあの子を想ってくれる子が現れ、自分が大事にされている事を認識してからはマシになった。
マシにはなったが、土壇場ではまた顔を出す。周囲が最悪の状況でもあの子は止まらない。それが見ていて分かるから辛い。
ただ、ネメアに喰われかけた瞬間。あの時、あの土壇場の瞬間だけは違ったんだ。
あの子は……アッシュは手放しかけた。僕は悲しかった。どうしてそうなんだと、足掻いて欲しいのだと、強く思ってしまった。
あの子に一体何があったんだろう。あの子は何をどう感じてあんなにも優しすぎる子になってしまったのだろう。もっと我欲を出してほしい。自分のための我儘を言って欲しい。生きたいと言って欲しい……!!
今もそうだ。
気配が極限まで薄らいで行き、目を光らせ、毒を浄化する光を無数に携えるあの姿は、後方に置かれたあの子の精一杯の反抗なんだ。
ポーラちゃんに運ばれているだけ周囲を頼る様になってきたのだろうけど、あの子の頭の中はきっとこの戦いを最速で安全に終わらせる事で埋め尽くされている筈だ。
八歳のアッシュが何をそんなに背負う必要があるんだい? アッシュ達が生きてくれる事が僕とサフィーの一番の望みなのに。
それなのに、目を掛け愛を捧ぐ程に、アッシュは僕らを背負いたがる。それこそが自分に出来る報い方なのだと言うかのように……。
優しくて、悪戯好きで、友達思いで、皆んなの想いに応えてしまう、優し過ぎる僕らの子、アッシュ。
お父さんに出来るのは、このヒュドラの首を斬り落とし、アッシュが無茶をする時間を全力で抑える事。
ヒュドラが余裕で構えている今、一息にトップスピードに入って不意をつく。
中央の三又の首は太すぎて一太刀じゃ斬れない。だから外側に広がる首を一本貰っていくよ。
「精密身体強化……!!」
トップスピードをさらに拡張し、さらに不意を突く!
ヒュドラの体を誰よりも速く駆け上がり、こちらを向いた首に向かって闇を纏わせた刃を優しく振り抜く。
「闇纏い『斬首』」
この技を使うのはあの復讐の日以来だよ。
首一本の成果を上げた僕は一度ヒュドラから離れる。
「うちの子を苦しめるくらいなら早く死んでくれ、ヒュドラ」
《《なんとなく》》距離を取ってみたけど正解だった。斬られた首の断面から飛び散る血が地面の草を腐食させている。
エレア程じゃ無いけど、僕の【直感】も捨てたもんじゃないね。
◇ ◇ ◇ ◇
父さんが首を落とした。見た事の無い闇の技で。
剣身に闇を纏わせ、ヒュドラの皮膚に触れた瞬間、力みなど全く無い振り抜きで首が落ちた。
闇は謎が多いな。構造が掴めなかった。
首の断面は恐ろしく綺麗で、一瞬血の無い断面が見えた程だ。
その後、思い出した様に溢れ出た血を振り撒き始めるが、十中八九毒入りでしょ。
魔力視で見ても分かる。あの気持ち悪い魔力が見えるもの。
前線に居る戦士の頭上に傘の様に浄化の光を即座に飛ばす。
今この場にある命は特大ヒュドラのものを除けば、全てが村人のものだ。浄化の行き先の指定がしやすくて非常に助かる。
だが、溢れ出る血は一分もしたら止まり傷口が塞がっていく。
新たに首が生えてくるような事は無いみたいだが失血死も望めない再生速度は恐るべしだ。
その上、血を振り撒きながらも激しい抵抗を見せるヒュドラの巨体に責めあぐねる人も多い。
質量攻撃はやはり凶悪で、首を地面に叩き付ける攻撃だけでも回避を余儀なくされる。
だが、そろそろ見えて来た。こいつの蛇の体の使い方……四肢がないからか、胴体や首を縮めたり、尾を闇雲に振り回したり、首で地面を薙いだり、と、こいつ巨体を使った攻撃は雑だ。
それ以外の毒攻撃は正直簡単。奴の毒は魔力視で事前察知出来る。喉や牙に毒を溜め込んだ瞬間に【浄化】を口の前に置いてやればそれだけで牽制にもなる。
仮に放出されてもすぐさま浄化される。押されそうになっても追加の【浄化】をお届けすれば良いだけ。
父さんが首を一つ落としてくれたおかげで、気にするべきは八つの首になった。
隙を見て目視で皆んなの様子を確認するが毒を浴びた人は居ない。
だが攻撃しても即座に再生されるのが厄介だ。
父さんの攻撃の様に、一振りで落とさないとどうしようも無さそう。
その父さんは常に二つの首に狙われ続けており、僕も動き続ける二つの首を監視するのが少し大変だ。
誰か状況をもう一歩進めて欲しい。僕の今の状態はポーラとミルありき。魔力にはまだまだ余裕はあるけれど、限界は必ず来る。
みんなに常時浄化を纏わせられたら良いのだけど、遠隔でそんな事を何十人も同時にやっていられない。都度出所を封じるくらいが精々だ。
「父さん……ゼフィア先生……みんな……!」
◇ ◇ ◇ ◇
凄い。血の一滴も私たちに触れる事は無く、毒の出だしを無数の光で挫く事で毒そのものをほぼ放出させていない。
規格外の魔力操作技術。それもこの戦場全体を同時にだ。
これ程までに誓いを全うしてくれている。
私は今アッシュに守られている……あぁ、胸が満たされる。村の存亡を賭ける様な魔物と戦っているのに、私の心は浮かれている。
恋とはいかんな……どうにも浮き足だって冷静さを失う。
今は先生と教え子ではなく戦友だアッシュ。私の命を君に預けよう!
戦友に託したら後は我武者羅に突き進むだけ。アッシュが守ってくれると信じて槍を突き刺し足場にし、ヒュドラの上を駆ける。
私の存在が疎ましいのか、一気に三本の首が此方を見た。少し恐ろしい……だが! 私は物理攻撃を喰らわない様に動けば良いだけ!
気付けば私に数個の光が追随しており、毒液や毒の息を無害化してくれる。
光が消える度にすぐに新たな光がやってくる。
「ふっふふふ! ヒュドラなどより君の方が余程恐ろしいぞアッシュ! 恐ろしくて、とても頼もしい!!」
私を余裕で丸呑みにしてしまえる大きな首が迫るが、軽く飛び上がり、空中を狙ってくる首は槍で顎を叩き上げ、その反動でヒュドラの体表へとまた着地して躱わす。
もう一本の首が息を吐こうとするがすかさず光が口の前に膜を張る。息がその膜を越える事は無いのは既に承知済み。
故に息を吐く首に突っ込み、光の膜で私の姿を隠し、側面から槍を目に突き立て引き抜き、血の付いた穂先を光に突き入れ血を落とす。
ああ戦いやすい。
そしてこれだけ注目を集めていればヒュドラが下に割く戦力が減り、先ほどより皆の攻撃は苛烈になる。
今現在首を受け持っているのが、カル殿が二本、私が三本、エル殿とフェーグで一本。残り二本は大多数に向けて大雑把な攻撃を繰り返している。
戦い方からしてこのヒュドラは幼い。戦闘経験が浅く、武器として多様してきた毒を封じられて悪足掻きをしている状態に近いだろう。
この状況はどう考えてもアッシュの功績だ。
ヒュドラと戦うに当たって最も厄介で、最も凶悪で、最も面倒なのが毒と言われているのに、それを単独で封じ切るその能力…………何故だか私が誇らしく感じてしまうよ。
おっと。どうやら誰かが首を新たに切り落としたらしく血が降りかかるが、私を眩しくない光が覆う。だが流石に視認性が悪いな、一度体から降りて落ち着くとしよう。
だが、降りる途中も嫌がらせは忘れない。体中を槍で切り裂き、引っ掻き、穴を開けていく。
塞がるとしても痛みは感じているようだし、何より再生も無限では無いだろう。
さて、アッシュの限界が来る前にさっさと全ての首を落とさねばな!
◇ ◇ ◇ ◇
ゼフィアの野郎……伸び伸び戦いやがって、身軽なタイプは手数が多い相手にゃ相性が良い。
逆に俺やエルは特大の一発のために、細かな隙は見逃す傾向が多く中々隙を作り出せねえ。
それにエルは武術専門で首を落とせねえし、俺の剣も切断する意図で作ってねえ。
一応研いでもらって斬れはするが、こいつの皮の硬さと首のデカさを考えると易々とは行かねえ。
「おい! イール! お前が頼みだぞ! 俺とエルでどうにか隙を作り出す! お前が斬り込み入れてくれりゃ、俺が斬り落としてやる! もちろんお前一人で落としても構わんぞ!?」
「任せて下さいとは言えませんが、やるだけはやりますよ。これも霊獣が残した試練と思えばやる気が出ますからね!!」
こいつは霊獣に出会って自分が選ばれた者だと思い鍛錬に励んだ末、そんな事は無かったのだと強さを得てから冷静になった面白い奴だ。
なんだかんだで今でも欠かさず鍛錬を続け、今では村でも上から数えた方が強いくらいにはなってやがる。
アッシュが広めた精密身体強化とやらも比較的速く習得したらしく、決め技の時に使うのだと語っていた。
剣士であるイールの決め技なら最低でも良い切れ込みは入んだろ。斬れてるところからなら俺の剣でも斬れるかもしれねえ。
頼むぜイール……!
ゼフィアは上でピョンピョンやってんな、お陰でこっちは大分楽だ。
ストンピングした首を左右に振り回すだけの単調な攻撃はもう見飽きた、一発かますか!
「オラよ、もう一段沈め。我流・重殴」
こちらに向かってくる首に合わせてただ上から押さえ付けるように剣の腹でぶん殴る。
ただそこに体重やら剣の重量やら身体強化やらを積み重ねた色んな重みが乗ってるだけの技だ。
単純故に強い。シンプルが一番なんだよなあ!
「ちょっとしか埋まらねえ……エル!」
「では折角なので……衝掌!」
その技ってあれじゃねえか、ネメアを打ち上げた小僧の技。
自分の崩掌を見て即興アレンジされたのだと嬉しそうに話してはいたが、おめえもおめえで一度見た技を体得してんじゃねえよ。
しかもおそらく小僧のやつより衝撃の量が多い。首が地面にさらに埋まっちまった。
ったく、絶好の機会だな?
「イィィィルゥゥゥウウ!!」
「ちゃんと溜めてましたよ!! 精密身体強化っ! 剣技・遠斬! 重!」
イールの剣が高速で上からの振り下ろし一回と、下からの振り上げ一回の計二回振られたが、それはヒュドラの首に届く距離じゃねえ。
だがそれが届くのがこの技。
奴の剣先が辿った軌跡に光を残し、二つの軌跡が合わさった瞬間、勢いよくヒュドラの首へと光が衝突し盛大な血飛沫をあげて首の半分近くが切り裂かれる。
遠斬は、簡単に言えば斬撃を飛ばす技だが、重は文字通り二つの遠斬を重ねて威力を底上げする技なのだろう。
「良い技じゃねえの! だがまだ甘え! 俺が骨を砕き切ってやるよ!! 重殴無刃!」
さっきの重殴の強化版で、斬れねえ分厚い刃の部分で以って局所的に力を当てる技だ。刃なんざ無くとも砕き千切る、もっと、さらに、力を一点に込めた技! 癪だが精密身体強化のお陰で出来た技だ……喜べねえ!!!!
首の断面が光で覆われて血が出てこねえ、これも小僧の仕業かよ!! 前にも立って後ろでも役に立つってか!? どんだけ欲張りだよお前はああ!!
俺の一撃はヒュドラの骨を砕き折り、骨を断った。だが首を千切り飛ばすには至らず。
まっ、仲間の至らねえ所を助けんのが仲間って事で……後よろしく。
「最後の一押しはうちが、衝掌!」
気に入ってんじゃねえかよそれ。
ヒュドラの首がすげえ勢いで吹っ飛んで皮が千切れていった。
これでようやく二本目だ。でけえ上に再生、そんで血にまで毒があるとかめんどくさ過ぎんだろうがよ?
あの小僧が——アッシュが居なかったら、どうやって相手してたか分かんねえな。
◇ ◇ ◇ ◇
今度はフェーグさん、エルさん、霊獣に出会って厨二病を患い少しして目が覚めたと言うイールさんが切り落としてくれた。
良いペースだ。それに冬球の効果が如実に出て来ている。
父さんが首を落とした時よりも確実に動きが鈍くなり縮こまっている。
まだ七本残ってはいいるが、此方にも余裕がある。ここからは一気にペースアップしていくかもしれないが、駄目押しはいくらやっても良いもんだ。
「ミル。冬球をあいつの口まで投擲出来る?」
「えっ!? 出来はしますけど動く口にそれは中々難しいかと……」
「それじゃあグロックや他の土魔法使いに一斉に拘束してもらおう。全身でも、たった一本の首でも構わない。風や水で切り裂く魔法があるなら、大勢で一点を狙えばダメージを負わせられるはず……丁度ゼフィア先生が下がって来てるから提案してきてくれ。ポーラはこのまま北側に走って、少し向こう側が見辛い」
「おう!」
「一体何処まで見えて、把握しているんですか……アッシュくん」
後方支援は正直頭が疲れる。
現在首は七つで一つの首に光を二つずつマークさせている。
個人には一人光を二つ。複数本に追われている人は一つ追加で三つ。
ヒュドラの毒の息や毒液の放出は防げているが、村人達が自分で切って出た血を被ったりだとかまで完璧にはカバー出来ないので、そう言った形で毒に侵された人は見つけ次第と言った具合だ。
後手に回ると言う事は、みんなの身体が爛れ、傷を負うと言う事。
爛れたままでの戦闘は危険極まりない。負傷した事で動きが鈍ってさらに負傷すれば手遅れになるかもしれない。
それが分かっているから、負傷した人は浄化されたらすぐに後退し母さん達回復要員に癒して貰ってすぐにまた戦線に復帰する。
今の戦況を維持する為には、やはり負傷させない事が必要だ。僕の判断は強引ではあったが間違ってもいなかった。
命を感じて場所を把握し、魔力を視て毒を最速で浄化する。存在を薄くし、ポーラが走り続ける事でヒュドラの視界に留まらない。
これだけやってようやくだ。
戦場には常に毒を散らす為の風が吹き続け、地面の冬球から冷気が満ちる。
圧倒的にヒュドラに対して不利な状況。
これだけやって……これだけやっても……仕留め切れない。
単に奴のあの巨体が討伐を難しくしている。
首の直径が太く、そのため骨も太い。切断するのが難しいのだ。
父さんは最初の一撃から常に二本の首に追われ続けているし、ゼフィア先生が一旦下がった事でフリーになった三本がフェーグさん、エルさん、イールさんにそれぞれ一本づつマークに付き、残り二本はのたうち回って隙あらば毒を撒き散らそうとする。
厄介だ。大きくて厄介。首が多くて厄介。毒が厄介。血が厄介。再生速度が厄介。こいつの戦い方は耐久して毒で殺すスタイル。
ネメアの様な知的な要素は窺えないが、スタイルとは別に凶暴過ぎて厄介。
味方を全て自らの毒で殺した狂ったヒュドラ。追い込まれたこいつがどんな戦い方をするのか予想が付かない事も厄介。
今のところ死者は出ていないが、僕が今のサポートを辞めれば一気に戦線が崩れるだろう事は確定事項。
……頭が痛い。【記憶】で馴染ませても痛みが引かない事から単純に脳が疲労しているんだろう。
だからと言って休む事はしない。おぶってもらって、毒牙の届かない場所からの安全なサポート程度で根を上げはしない。
「誰も、殺させない……」
左耳にぶら下がる重みが力をくれる。
守る誓いが僕の背中を押してくれる。
僕を運ぶポーラの熱が、ミルの背中が、僕を引っ張ってくれる。
残り魔力は七割はある。胸はぽかぽか、体もぽかぽか、心はもっとぽっかぽかだ!
「まだやれる。七つに減ったならまだ行ける。首が落ちる程に楽になるならもっといける。ポーラ! 体力はどう!?」
「余裕だぜ!! 今から訓練場百周を十回は出来る!」
「頼もしすぎでしょ!!」
ミルさんからの話を聞いてゼフィア先生は魔法使い達に号令をかけている。
首がもう一つ落ちるのはほぼ確定だ。
油断も容赦もしない。
ネメアよりもずっと弱いお前に僕らが負けるわけが無い。
お前の首が全部落ちるまで僕は止まらないぞ!
その首置いてけ、そっ首よこせぇぇぇ……!!




