071 めい探偵ホープの事件簿 そのなな!
◇
ホープに答えを問われたルシードは全員の視線を受け、困った顔で立ち上がる。
「俺は住人の中に怪盗ディセプションはいない……と思う」
「……ルシードさん?」
ルシードの答えを不審に思ったのか、セラフはルシードの名を呼んだ。
それはセラフだけではない、ホープを含めたその場にいる全員がセラフと同じ気持ちだろう。
「今夜一番長く一緒にいた住人が怪盗ディセプションじゃないことは、みんな自分が一番よくわかっているはずだ。それなら俺はみんなを信じるし、それぞれが担当した住人だって信じたい。みんなもそうだろう?」
名を呼ばれたルシードは、困った顔をしながらも、皆を見渡しながら言う。
「それは……」
今度はルシードを除いた全員が困った顔をする番だ。ルシードの言い分はわかる。だが、それではなんの解決にもならないからだ。
「では、怪盗ディセプションはどうする? 現にやつは宝石を盗んだ。このまま放置すると言うのか?」
再びホープの質問に、ルシードは苦笑すると皆が囲む机から離れ、窓辺に歩み寄り、館の外へと視線を落とす。
「宝石が盗まれてから時間も経った。怪盗はすでに館の外にいるかもしれないな。……俺は少し外を見てくるよ」
「えっ? あ、おい、待てよ、アタシも――」
「いや、少し一人になりたいんだ。みんなは捜査で疲れただろ? ここは俺に任せて、みんなは休んでくれ」
ルシードはついて行こうとするメンバーを拒絶し、ドアを閉めて広間を出て行ってしまう。
残された者たちはルシードの唐突な行動に驚かされ、あとを追うことができない。
「……どうする? 追いかけた方がいいよな?」
「放っておきなさい。ルシードにも何か考えがあるのよ」
「いえ、私たちが不甲斐ないばかりに、ルシードさんにお手を煩わせるわけにもいきません。追いかけ――」
「いや、ボクが行く」
ホープはアルマリーゼの反対を押し切り、追いかけようとするセラフを制止するように声をかけた。
「ホープさん?」
「ルシードを追いかけると言うのであれば、ボクが追いかけよう。ルシードは君たちが捜査で疲れたと言っていたが、ルシードと……そしてボクはゆっくり休ませてもらった。ボクが追いかける分には、彼も文句は言わないだろう?」
ルシードは一人になりたいと言ったが、やけになって出て行ったというのであれば追いかけないわけにはいかない。それに、ルシードはホープにではなく、彼女たちに言っていたように感じたのだ。助手を慰めるのも探偵の仕事であり、ここは自分が追いかけようではないかと、ホープは判断した。
「ですが――」
「あまり大勢で追いかけては、館の住人に変に思われるかもしれない。それに、ルシードも君たちに弱みを見せたくはないだろう? ボク一人で十分だ。何、すぐに戻るさ。それまでみんなもゆっくり休んでいてくれ。怪盗ディセプションを特定できなかったことは残念だが、まあ……いつものことだ。ゴードン氏も今回はいいと言ってくれていることだし、お言葉に甘えるとしよう。食堂にいる住人にも、自分たちの部屋で休むように伝えてくれ」
「……わかりました。どうかルシードさんのこと、よろしくお願いします」
セラフが代表して返事をしたのを確認し、ホープはパイプを懐に戻すと同時、椅子から立ち上がり、広間を出て玄関に向かう。
玄関に到着し、重いドアを開け、館の門へと続く見て口を開く。
「そうか、いつの間にか止んだようだが、今日は雪が降ったんだったか。……ふん、まったく、あいつは何をやっているんだ。ルシードのやつ、この雪を見て何も思わなかったのか?」
館の門へと続く道。そこに積もった雪に、足跡は一人分。出て行ったのはルシードだけということになる。
怪盗はまだ館の外へは出ていない。一般人でも気づきそうなものだが、ルシードは出て行ってしまったようだ。それだけ今夜の出来事に気落ちしていたのかもしれない。
「しかし、今夜は失敗だったな。まさかボクが他人を気にかけ――ふっ、まさかだな。そんなことがあろうはずがない。きっと雪のせいだ。雪が降ったせいで少し舞い上がってしまったのだ。それで今日のボクはこんなにも……ルシードのことが気になっている? ……何故だ? ボクはそんな性格だったか?」
ホープは否定の意味を強めるためにも口に出して愚痴ったが、疑問が膨れ上がるばかりだ。
何故、こんなにもルシードのことが気になってしまうのだろうか……好意? 確かに今夜ルシードと行動をともにすることによって多少の好意はある。しかしそれだけだろうか……それだけではない何かがある気がしてならない。
答えは出ないが、今はそのことを気にしても仕方がない。ホープは一人、雪に残った足跡を追いかける。
すでに深夜二時を過ぎ、更には雪が積もっていては出かける住民もいないのだろう。見渡せる範囲に足跡はルシードのものしかないが、ルシードのことを除いても、今夜の失敗に落ち込むホープの足取りは重い。
助手の依頼を出すべきではなかったのだろうか……そうすれば彼らの落ち込む顔を見ないですんだ。そう考えているからだ。
「……いや、彼らには悪いが、これで良かったのだと思いたい。いずれ彼らとは、また違う形で出会う時があるかもしれないのだ。顔見せできたという意味では悪くない……が、そうとなれば今の仕事ともお別れか。最近になってボクの名が売れてきたというのに、今までの苦労を手放すというのは惜しいものだな」
ホープは苦笑しながらも足を動かす。
今はまだ見ぬ未来の話よりも、ルシードを連れて戻ることが先決だ。ここで、ルシードがこの寒さの中凍え死になどしようものなら、今見た未来も消えてなくなってしまう。ルシードはどういうわけか出会った時からコートを着ていなかったこともあり、寒くないのか心配だ。
ホープは意識を切り替えてルシードの足跡が続く先へ、先へと目で追うが、姿は見えず、そこで新たな疑問が浮かぶ。
「……おかしいな。足跡に迷いがない。いくら追いかけることを躊躇したとはいえ、それほど時間も経っていないはずだ。ルシードのやつ、怪盗ディセプションを捜して街を歩いているわけではないのか? これではまるで……誰かを誘っているようではないか」
一つの疑問が浮かび上がり、ホープは足を止めて考える。
――誘っている? 誰を? ルシードは冒険者の仲間たちに追うなと言った。ならば、あの広間に集まったメンバーで残っているのは……ボク?
そこで浮かんだわずかな期待を、頭の片隅へと追いやる。今まで誰も怪盗ディセプションの正体にはたどり着けなかったのだ。もしかしたら……ルシードが?
いや、悪い冗談だ。それでは先程思い描いた未来が水泡に帰してしまう。できればルシードではないと願いたい。
ホープは頭を振って止めていた足を動かす。
考えるだけなら、ルシードの足跡を追いながらでもできることだ。
ホープはルシードに追いつくまでに、今夜の出来事と彼の行動について思い返すことにした。
ボクが館に到着した時にはすでに冒険者たちが来ており、幼女にボクが犯人だと言われたんだったな……
あの時はいきなりの言葉に驚いたものだ。急に何を言い出すんだと。ルシードが間に入りその場は収まった。ボクのルシードに対する第一印象としては六人の女性を連れ回している時点で最悪と言ってもいいだろう。騒がしい幼女を引き取ってくれた点で言えば多少感謝はしたが、その程度だ。
次に広間に案内され……ゴードンの案内で夜明けの太陽が置かれている部屋へ向かい、そこでルシードがドアの仕掛けの実験台にされたところを見て、ざまあみろと密かに思ったのだったか……。
そして広間に戻って作戦会議をし、ルシードとまともに会話をしたのがそのあと……冒険者がそれぞれ自分で推理したいと言う中で、何故かボクと一緒に行動したいと言い出したところから始まったわけだが……ここでもボクはルシードの視線に不審人物だという印象をもった。それはボクが名探偵と呼ばれることから憧れのようなものだと推測したが、ルシードの挙動不審な動きはなかなかに怪しいものだった。ボクに気があるのではないかと疑ったほどだ。
二つの質問をされ、それに答えならがも意外と考えている点とボクの一挙手一投足をも見逃すまいと注意を払っている点からも、助手として使えるかもしれないという印象に変わった。
それは住人の人となりを知るために、住人に会って回った時にも感じたことだ。
なかなか鋭い指摘をし、ハリー氏に直接トランクケースの中身を聞いた時には馬鹿なやつだと評価が下がったが、それさえも利用し、ハリー氏にトランクケースの中身を偽らせる手回しをしていた点も抜かりない。
そうそう、忘れてはならないことが一つあった。
ボクがクッキーを欲しがっていると見逃さず、変わりにクッキーをもらってくれた時は流石のボクも少し……ほんっの少しだけだが心が揺れたものだ。
ライザ夫人の部屋ではレベッカ嬢の病気を詳しく聞き、なんとかしてやりたいと思ったものだ。
ここでのルシードはアルマリーゼの殺気に気づかず、冒険者としてやっていけるのかと心配してやったが、それも束の間、レベッカ嬢の部屋ででサーシャに神様などと呼ばせていると知り、ボクのルシードに対する評価は一気に下がった。
レベッカ嬢の様子はライザ夫人の言葉通り、病気で体調が悪いのか、疲れが見てとれた。
のちに食堂でレベッカ嬢を見かけた時は車椅子に乗っていたが、元気に振舞っていたのを覚えている。
厨房ではセバスチャン氏とメリー嬢の話を聞くことができず、食堂で時間を潰そうと移動したんだったな。
そこでルシードがトイレに行くと言ったんだったか……。
今思えば、トイレにしてはいささか時間がかかったように思える。戻ったルシードはそれほど時間が経っていないと言ったが、怪しいものだ。
それではいったい、彼はどこへ何をしに食堂を出て行ったのだろうか。心当たりはない、心当たりはないが、もしかして夕食時、ライザ夫人の目元に泣き跡を発見したこととも関係しているのではないか……?
考えるが答えは出ない。今は保留する。
食堂に戻った時のボクを見つけた時のルシードの表情はボクの心をくすぐり――コホン、今はそういうことを考えている場合ではなかった。先へ進めよう。
夕食前に冒険者たちと会議を行ったが、ここではセラフ、アルマリーゼ、幼女が突拍子もないことを言ったのを覚えている。ライザ夫人がハリー氏と逢瀬を続けている、メリー嬢が双子だなどとボクの下調べにはなかった情報を次々に出すものだから、ボクの調査が不十分だったのかと心配になったほどだ。
ルシードは気にするなと言うが、そんな面白い……興味深い情報を気にするなと言う方が無理な話だとボクは思う。
夕食に入り、冒険者たちはボクが教えた怪盗ディセプションはブロッコリーが嫌いという情報を元に住人たちに目を光らせていたな。ハリー氏がもっぱら標的になっていたか……。
ルシードには仕事の時は食事を取るべきでないと忠告してやったというのに、ボクの言葉など無視するかのように食事を続ける姿を見て憤ったんだったな……先程までと打って変わってボクの言葉に従わないとはなんて馬鹿なやつだと……。
そういえば、ルシードもブロッコリーを残していたな。彼もブロッコリーが苦手なのかもしれない。
しかし、夕食を断り、情報をまとめようと席を立ったボクはルシードに優しい言葉をかけられ、戸惑ったのを覚えている。
夕食後は一通り住人を見て回った。
冒険者たちは住人に変化は見られないと言い、ルシードも同意見だった。
ゴードン氏、ライザ夫人、ハリー氏は談話室で昔話を楽しんでおり、セバスチャン氏はゴードン氏、ライザ夫人、レベッカ嬢の様子がおかしいと言っていたが、のちの事情聴取の時には撤回したんだったな……。
メリー嬢はレベッカ嬢と姉妹のような関係であることを隠そうとしたのもこの時だったか……双子や姉妹がいないことを確認した時、レベッカ嬢の名前を出したところで露骨に反応していたのを覚えている。
レベッカ嬢の部屋を訪ねたが、サーシャが言うにはレベッカ嬢は休むということで中へは入れず……いや、レベッカ嬢の証言ではサーシャと話していたんだったかな……どうにも曖昧だが、嘘を言っている様には見えなかった。
そこまで思考を巡らせた時、ふと思うところがあり、頭を切り替える。
住人の顔と、証言時の言動を思い返し――
「あれは……どういうことだ? どうしてあの時――レベッカ嬢は車椅子に乗っていなかった?」
口に出す。
レベッカ嬢は体が弱く、歩くこともままならない状態だ。夕食の時も車椅子に乗って現れた。事情聴取時――レベッカ嬢が広間を出て行く時に何か大切なことを思い出せなかったのはこのことで間違いない。
それが何故……。
「いや、ありえないわけでもないか。ライザ夫人も一日に一、二時間は自由に動ける時間があると言っていた」
レベッカ嬢が車椅子に乗っていなかったことを不思議に思いながらも、事情聴取時に自分の足で現れたのは、おそらく自由に動ける時間だったのだ。そうでなければ……。
「……ルシードか。サーシャはレベッカ嬢の側にいた。気づかぬはずはない。幼女にハリー氏のトランクケースの中身を偽らせたように、ルシードがサーシャに何かを伝え、口止めしたといったところか」
あくまで仮定の話だ。
そもそも何が気になったかを思い出せなかった際、ボクがルシードにも何か気づかなかったかと聞いたが、何食わぬ顔でさっぱりだと答えていたではないか。
……そのあとに『思い出せないならたいしたことじゃないだろ』とも言っていたが、それがボクにそれ以上考えさせないようにと誘導したというわけでなければの話ではあるが。
「ボクと行動をともにしていたルシードならば気づかぬはずはない……何故かそう思ってしまうのはどうしてだろうな」
ルシードに問いかけた時のボクは期待を含んで問いかけたが、それを裏切られ、若干気落ちしたんだったか……嫌なことまで思い出してしまった。
「ルシードが何かをしたとすれば……先程の疑問、ルシードがトイレに行くと言った時か。そう考えれば今夜の出来事もいくつか納得はいく。あの時を境に物語が思いもよらぬ方へと流れた気がしなくもないわけだしな」
考えれば考えるほどルシードの行動に怪しいものが見えてくるが、ボクと行動をともにしながらやってのけたというのならたいしたものだ。
そこでホープは考えるのを止めた。どうせ推測の域を出ないのだ。何があったのかはこのあとルシードに直接会って聞けばわかることだ。これ以上は考えるだけ無駄というもの。
とはいえ、ルシードの姿はまだ見えない。もう必要ないと思いながらも、先程まで今夜の出来事を思い返していた場所まで思考を戻すことにする。
確か……夕食後、レベッカ嬢の部屋を訪れたあとからだったはずだ。
そうそう、ここでセラフたちがボクの知らない情報を次々に口にしていた真相を知ったのだったな……。
まさか小説を読んだ前知識を今回の事件に当てはめているとは流石のボクでもわからなかったが、ボクも探偵になろうとしたのは小説を読んで、探偵になるのも悪くないと思ったからだ。あまり強く言うこともできない。
二十一時から二十一時半までの間ボクが休憩を取ると言って別行動をし、ボクは宝石を確認後、部屋で休憩。ルシードは何をしていたかはわからないが、次に合流したのが二十一時半を少し過ぎたあたりだったか……ルシードは広間に戻るのが遅れたボクよりも、更に遅れて戻って来た。
しかし、ボクと別行動をしていた約三十分の間にルシードに何かがあったのは間違いない。ルシードはどこか疲れて見えたのを覚えている。
部屋で休んできてもいいと言ったボクに、ルシードは大丈夫だと答え、ボクの気を引くような言葉を言ったのを今でも鮮明に思い出せる。
しかしそれも、このあとのルシードの対応によってはボクは騙されていたということになるが……。
そのあとは事件が起こるまでの間を広間でルシードと会話をして過ごし、マリオ氏が広間に駆け込んできたんだったな。
そういえば、ルシードはあの時、眠っているように見えたが、あれも計算だったのだろうか……判断がつかない。
そして住人との個別の事情聴取に移ったわけだが……。
ゴードン氏はまともに話をできる状態ではなかったし、捜査を切り上げても構わないと言い出すしで、こちらが対応に困るほどだった。
ライザ夫人はアルマリーゼにつきまとわれ、大変だっただろうな。心中お察しする。
レベッカ嬢は……もしかしてルシードに気があるのではないだろうか。あの時の様子を思い返すと熱があるように見えたのも、別の意味で熱があったのかもしれない……心配だ。ルシードの毒牙にかからないことを祈る。
セバスチャン氏はここでは何もなかったと訂正していた。執事というのも大変な仕事だ。主人に言わされていたのだと思えばそれも仕方ない。
メリー嬢の身の上話もここだったな。幸せになってくれるといいんだが……心配するだけ無駄かもしれんな。きっと上手くいく。そう信じよう。
ハリー氏はブロッコリーが嫌いだと言っていたか……子どものころから嫌いだったのならば、普通だろう。大人になり、味覚が変わると逆に好きになることもあるようだが、思い込みから食わず嫌いというのも珍しくはない。ボクも共感を覚える。
そういえば、この時のルシードは助手の仕事をするでもなく、ほとんど聞き手に回るだけだったな。
それどころかボクの思考を邪魔するかのタイミングで話しかけてくることもあったほどだ。
流石にメリー嬢の件では口を出さずにはいられなかったようだが、あの時もすべて見てきたような口ぶりだった。
おそらく最初に宝石部屋へ案内された時に、ルシードがドアの仕掛けで麻痺したところから画策していたのかもしれない。ルシードは電気をくらったあと、治癒魔法を受けたようだが本調子ではないと言っていた。
……その隙をつかれたということか。
最後に冒険者が集まり、会議をした時もそうだ。
ルシードは必要最低限のことしか喋らず、事の成り行きを見守っている感じだった。
今夜の出来事は完全にルシードの手のひらの上だったということだろう。
ホープはそこで思考を中止する。
ルシードの足跡を追い続け、ついにルシードの姿を発見したからだ。
ルシードはこの街の中央に位置する水路を挟むようにして造られた東西を分断する橋の前で、何かを思案するように曇り空を見上げていたが、そこでホープに気づいたのだろう。ルシードはホープを見てにこりと笑い、口を開く。
「よかった。来てくれなかったらどうしようかと思ったよ――ホープ」
ルシードのその言葉で、やはり自分を待っていたのだとホープは知り、悲しくなる。ルシードのホープに対する態度は、すべてがまやかしだったということだ。
しかし、悲しんでばかりもいられない。今日は失敗続きだと思っていたが、そうではなかったということだ……それなら、ホープもそれに応じなければいけない。
「そうか……ルシード、君がそうだったんだな。ボクも君を探していたんだ。会えて嬉しいよ」
ホープは不敵に笑う。ついに待ち望んだ瞬間がやってきたのだ。
探偵が……怪盗ディセプションと決着をつけるその瞬間が――――。




