表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恐怖ゲーム  作者: 香坂 涼
7/9

第二話④

翌日、朝一で自宅に戻り身支度を整える。

明るいせいなのか昨日みたいな恐怖は襲ってこなかった。

それでも思い出すと怖いからなるべく考えないようにした。

昨日携帯を置きっぱなしにしたPCデスクの前まで行くとPCの電源を落とし携帯を手にとる。

携帯に触れた瞬間、ゾクッとした気がしたがそれを握り締めさっさと家を後にした。


いつもと同じ電車に乗り、いつもと同じ時刻に会社に入った。


「おはようございます。」


「ああ、おはよう…」


何かあったのだろうか?

皆の表情が暗い気がするし、空気が重い気がする。



「どうかしたの?」


自分の席につくなり、もう先に着ていた隣の席の高宮にそっと声をかける。

高宮は言いにくそうにしていたが、静かに口を開いた。



「実は…浅井が変死体で発見されたって噂が流れてて…」


「え…?」


浅井とは志保の苗字だ。

という事は志保が死んだという事になる…



「嘘…そんなの嘘よ…きっと何かの間違えで…」


手がカタカタと震える。昨日もしかしたらって考えていた事が本当になってしまった…?



「落ち着けよ?まだ噂だ。警察がきたわけでもないし…」


「う…わさ…」


「部長がさっき上に呼ばれて行ったよ。その時に浅井の話と変死体って言葉を聞いたって奴が言ってただけだから、違うかもしれない。」


「そう…」



高宮は噂だと言ってたが頭の中でグルグルと最近の変死体ニュースや山田さんとのメール、志保の顔が回っている。

これは噂じゃなくて事実だと頭のどこかで響いている…

手だけじゃなく身体まで震える…


怖い…


部長が戻ってきて噂を真実だと言ってくるような気がして怖い…



「おい!田沼大丈夫か!?」



ガタガタと震えていた私を心配して高宮が私の手を掴んだ。



「大丈夫…」


「とりあえず落ち着け…大丈夫だから…」



その言葉に返事をすることはできなかった。

きっとあのアプリのせいだと思ったから…

そのあと戻ってきた部長によって、志保の死を告げられた…






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ