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恐怖ゲーム  作者: 香坂 涼
6/9

第二話③

とりあえず一人でいるのは怖くて人の多い駅前へと向かう。

まだ九月とはいえ夜は肌寒い。

実家に戻るにも遠いから今からじゃ無理だ。それに明日も仕事がある。

誰かに電話してみようとバックを漁ったが携帯が見当たらない。



「置いてきちゃったんだ…」



どうしようか悩んだが、今あの家に戻りたくない。

どうしてもさっきの出来事に恐怖を感じて戻れないのだ。

仕方なく漫画喫茶で時間を潰す事にした。

人もいるし、ネットが使えるからアプリが消せなかった事をあのサイトの人に伝える事ができる。

何か解決策を持ってるかもしれない。


そう考えて私は漫画喫茶に入るとさっきまで見ていたページを探してメールを送った。




今度はすぐ返信がきた。

どうやら私からの返事を待っていたみたい。



『消せなかったという事はそのアプリを一度でも起動したって事になります。その場合はもうどうしようもないです。実際に私の友人も消そうとしましたが、君と同じようになり消せませんでした。』



「何で…私はやってないのに…起動なんかしてない…」



そう呟いてふと思い出した。

志保がチュートリアルをやらないと貰えないからとやった事を…

慌ててその事を打ち込みメールを送った。



『君自身は起動してないって事ですよね?友人がやっただけで…

それならもしかしたら助かるかもしれない…絶対とは言えないけれど…

携帯は今持ってますか?持っていたら全て初期化してみるとか携帯自体をショップなどで交換してもらうとかしてみて下さい。』



携帯…今手元にはない…それにもう夜の十時を回っていて、ショップなんて開いてない。

どの道それは明日やるしかない。



「明日仕事行く前に家に帰って携帯とってこよう…」



その事をまたメールする。

すると今度はメアドが記載されたメールが届いた。



『次はこちらにメールして下さい。

PCのメールを常にチェックしてるわけではないので、もし何かあっても返事がすぐ返せない…

私は山田と言います。』



そこに書かれたメアドを手帳に書くと明日また報告する事を伝えてメールを終えた。


山田さんは友人が三人亡くなってると言っていた。

ニュースでやっているものと同じ変死体で発見されたと…


そんなに変死体で発見されてる人は多いのだろうか?

気になって今度はそれを検索してみる。

その検索結果は数日前に調べた時よりも増えていた…



『またも変死体発見!』

『最近増えてる変死体。ウイルスか?』

『携帯を持ったままの死体がまた!同一犯によるものか?』



「こんなに増えてるなんて…」



志保が気になって最近TVをつけてなかった事を思い出す。

その間に次々と発見されていた変死体。

志保ももしかしたら…

ブルっと震える身体。そんな事は絶対にない!と信じたい。でも連絡すらとれない事が不安を煽るのだ。



「志保…無事でいて…」



その願いは翌日砕かれる事になる…



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