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煌々星に呪いを  作者: 猫じゃらし/大鋸屑
第三章:不完全で不安定な輝き

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自傷奉仕の受付嬢

「御免下さい…」

「…ぁ…商業ギルドにようこそ。どういったご要件でしょうか?」

「っ…?」

 まさかの真正面から商業ギルド支部に喧嘩を売りに行ったステラ。目の前の受付嬢に違和感を覚える。

(身体がだるそう…肩凝りが酷い人特有の、誤魔化そうとする動き…血色も悪い…それに、何だろう、恐怖…?が、見える…)

 僅か0.07秒、自前のスキルによる常人離れした思考速度と観察眼で違和感を全て紐解いていく。

(残業と、パワハラ、その辺りかな)

 適当に当たりを付け、しかし今回の目的からは逸れる事項なので、思考をそこで止める。


「最近、この除草剤の効能試験とか、行いましたか?」

 件の除草剤をカウンターに出し、そう話す。

「ぇっ…いえ、すみません、私は存じておらず…」

「…そうですか」

 ほっと溜め息をつく受付嬢。


密会所(プライベートルーム)

「っ!?」


 瞬間、ステラと受付嬢の顔周りに闇が纏わりつく。さらにその周囲を、風が回る。

 風Lv4・闇Lv4複合応用魔法、密会所。周囲から顔が見えず、また音も聞こえない空間を作り出す。

 本来この魔法は尋問用ではない。

「な…何を…?」

「あなたは嘘をついた。本当の事を話してもらう。知っているのでしょう?効能試験について」

「…」

 受付嬢は沈黙し、

「…言えません」

「…はぁ」

「お引き取りください」

「いや」

「営業妨害です!早くこの魔法を解きなさい!でないと憲兵に突き出しますよ!」

「本当の事を言ってくれるまで、この魔法は解かない」

 何とステラは駄々を捏ね始めた。

「もう一つ質問」

「…何ですか?」


「ここ1週間、出来れば1ヶ月間のあなたの出勤状況と残業時間を教えて」


「…?」

 受付嬢は困惑した。

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