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家の蜘蛛はゴーレムを糸で操ります?

 タランの造型スペックに感心したアルさんが、ゴーレムの作り方を教えて20日過ぎ……。


「イテテテッ! 放せコラ!」


 そのゴーレムに釣天井を食らっとります。すらりとした手足に寸胴の体、顔は目と鼻の位置が少し分かるだけのマネキンに!


 そして勝ち誇ったように前肢を上げるタラン。


「俺が何した!」

「オカズ取った」


 ルビーさんがおかんむりです。お肉の一切れを残しといたからダイエットで食べないんだと思って取りました。タランのおやつに取っとくって聞いてないし!


ーーガシャン!


 なんの音だ? 釣天井をされた俺の回りに手の部分が鳥の羽根になっているゴーレムが脇と足の裏の所に配置されている。……まさか!?


「お仕置き」

「ちょっと、待てーー」


ーーこちょこちょこちょこちょ……。


「コラ! ちょっとそこは……ギャハハハーー£♀≧*%」


ニャ。(御愁傷様)


 腹の皮がよじれてしまうほど、こちょぐられた俺は腹筋のひきつったまま動けなくなった。その上に乗って前肢を上げる勝者(ウイナー)タラン。


「それにしてもタランは凄いね」


 俺がこちょぐられているのを椅子に座って見ていたアルさんが言った。その椅子には手がついていて肩を揉んでいる。


「ゴーレムの基礎を教えただけなのにこんなものも造れるなんて……あー、そこそこ」


 面白そうだからって俺がいろいろ教えたのが原因ですけどね。それにゴーレムって言うより操り人形みたいだし。


 タランをよく見ると細い糸がタランとゴーレムを繋いでいるのがみえる。この糸に魔力を流して精密に操っているのだ。アルさんの肩を揉んでいるのは魔石を利用した物であるが、タランの糸で繋がれば首筋から腕にかけても揉むことが可能である。言うなれば、魔石だけならプログラム道理に動くだけだが、糸だと自分で動かす感じだ。


「くっ、こんなことなら教えなきゃよかった……」


 ロボットアニメとかのを教えたんだよ! だって男の子だもん! しかし、まだ変型合体ロボはできてない。まだまだ教えなければならない!


ーーヒヒーン!


 どっかで馬の鳴き声がしたような? 


「そうだ! ペケ君、また街に行ってきてよ。粘土の材料が足りないから」


 これはここに居候しているのでちゃんと答えないといけない。


「お断りします!」


 アルさんは分かっていたらしい。ルビーに合図を送る。


「タラン、お願い」


 タランの糸が3体のマネキンに繋がると俺に向かってきた。


「エメドラ!」


ーーシャァァッ!


 エメドラを掴むと窓に向かって投げる。開いていた窓を越えて柵に噛みつく。そして尻尾は俺の手の中にある。


「あばよ! とっーーフグッ!」


 窓枠に後頭部をぶつけながらエメドラに引っ張られる。そして外に逃げ出した。 


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