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エルフっていないの? そう言ったら緑色の物を出されました。

 朝食を食べて、パンと牛乳を持って行き止まりの壁に行く。その前にパンと牛乳を置いて手を合わせる。


 よく分からないが最近のマイブームだ。終わった後に思うんだが何してんだろ?


 去り際に背後から見ていたルビーとパシュティさんがパンと牛乳を分けて食っている。……いろいろ気になるが気にしないようにしよう。 気にしたら猫でも禿げるから。


 ルビーはこの後、粘土コネコネの時間である。飽きっぽいのか、10分ほど捏ねるとパシュティさんにちょっかいをだす。パシュティさんも嫌いじゃないのでじゃれて遊んでいる。その間、


ーーゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリ……。


 俺はアルさんのお手伝い。最近は薬草類じゃなく鉱物とか何かの骨なんかを磨り潰して混ぜている。そして目の前に開かれた『薬学・錬金術 中級篇』。


 何でかと言うとアルさんが、磨り潰しているときの暇潰しにいいよって持ってきた。1ページ読み上げると自動でめくれる謎機能付き。こんなんより、漫画くれ! ……ないか。


「ねえアルさん」

「なんだい?」

「この森に耳の長い人間ていないの?」

「…………」


 この世界に来たら会えるかと思ってたのにな。エルフ。


「俺の知ってる毛むくじゃらの人型で森に住んでいるのをオラウータンて言うんだけど、それ現地の言葉で森に住む人って意味なんだって」

「…………」


 オラウータンには会いたくないがエルフには会いたいものだ。実在すればだけど!


「ペケ君、これ飲んでみようか?」

「へ?」


 見るとアルさんがビーカーを持って立っていた。中身は濃い緑色なんだが……見た瞬間、寒気がした。……あれ? 何か思い出しそうだ!


「そういえば、何でエルフ、エルフって言って……」

「さあ、飲もう! 今度のは忘れな毒草の蜜をブレンドしてあるから」

「それ、完全に何か忘れさせようとしているよね!」

「そんな事はないよ! ちょっとした実験台に……いや違った、ペケ君が疲れてるみたいだから」

「今、実験台って言ったよね!」

「そんな事ないから味見してないけど、きっと甘くなってるはずだから」

「それは何の保証もーーモガモガ……」


 オオッ! 何か覚えがあるぞこのバイオハザード! しかも口の中がねばついて口から胃にかけて酷いことになってる!


「オゴラガラ……バラグ……ゲルミ……(ばたん)」


 朝起きると口の中が気持ち悪いのでうがいをする。変なものでも食ったかな? ルビーにも鼻つまんで『お口くちゃい』って言われた。……何か落ち込む。


 まあいいか! 朝食を食ったらまた壁のところにパンと牛乳をお供えしよう! ……でも何でそんな事してんだっけ?

 異世界人は深層心理にまでケモミミ、エルフ等が刻まれているため簡単には忘れられません。


 次の予定は夜の猫ライフを書きたいと思います。

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