街に行けるんですか? その前に、よし戦争だ!
「ペケ君、ちょっとお使い行って欲しいんだけど」
……ん? お使い? 今忙しいんだけど……。
ニャア(面白い)
シャァァァ!
粘土に塗り込められた虹羽ヘビのエメドラにちょっかい出している猫のパシュティさん。そのニクキューパンチはこっちにお願いします!
エメドラの鼻っ面に当たる都度、威嚇の声を出すので面白いらしい。でも……。
パクッ!ーーニャ!
余りやり過ぎると、首伸ばして噛みつくから危ないって……言おうとしたら前足を食わえられている。
「それで、お使いなんだけど……」
スルー! この現状見てスルースキルを使うだと? アルさん侮れん。
「お使いってどこに?」
「この森を下りた所にある街、ルースハートに薬の材料と香辛料各種」
「薬の材料はわかるけど香辛料?」
「うちによく食べる子が来たから足りなくなってね」
俺のせいですか。
「でも、この森を俺の力で出れるの?」
「大丈夫だよ……たぶん」
おい、目をそらすなよ!
「ちゃんと護衛をつけるから大丈夫」
ニャ?(呼んだ?)
パシュティさんがエメドラの口の中から顔だけ出してこっちを見ている。
「ちゃんとペケ君の足にもなるから期待しててよ」
スルーしてないで、パシュティさんを助けないと! あっ、今、エメドラの口が閉じた。
「エメドラ! 汚いから、ペッ! しなさい。ペッ!」
パシュティさんを吐き出したエメドラをいい子いい子して、ぐったりしたパシュティさんをアルさんに押し付ける。アルさん、牛乳拭いた雑巾みたいに持たなくっても……一度、水洗いすることをお勧めします。
パシュティさんを水洗いして天日干しすること1時間。生乾きのパシュティさんを連れているアルさんの後ろを着いて行く。ここって来たことないね。屋敷の脇にある物置小屋だと思ってたけど。
「ペケ君に乗っていってもらう乗り物です!」
中には迷彩色の馬? がいた。
「これ……馬?」
「馬みたいなゴーレムだよ」
そうだよな。いくらなんでもこんな色した馬はいないし。
「ペケ君の練習に使った粘土が大分余ってたから暇潰しに造ってみたんだ」
「これ、粘土なの!?」
「ペケ君の魔力が込もってる粘土から造ったから上手く操れると思うよ」
へー、これがね。頭をペシペシ叩き迷彩色のたてがみを引っ張り、足を見て馬の背後に回る……いいんでない?
ーーゲシッ!
真後ろに回った途端、吹き飛ばされた。見ると馬の足が上がっている。蹴ったのか?
「親父にも蹴られたことないのに!」
ふっ……
今、何か馬に笑われた気がするんだが……気のせいだよな?
「あれ? 何で動くの? まだ起動させてないのに」
アルさんが何か呟いている。それよりこいつ、馬鹿にしたように歯をむいたよな?……よし! 戦争だ!
作者迷走中につき、どこに行くかわかりません。
馬……コイツどうしよう。




