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ニクキューはモフモフと二分する至高である!

 コネコネーーコネコネ。


 魔力を込める方法に気がつきやり始めたんだが、疲れる。1本の指に込めるのはできるようになったけど、2本、3本と増やすと維持するのに集中力がいる。何とか片手ーー5本指に集中することでどうにか捏ねている状態です。


「……ああ、癒しが欲しい」


 しっかし、これ縮まないな。元の大きさよりすこーーーしだけ縮んだだけ。


「ああ、癒しが……欲しい」


 捏ねても、捏ねても、我が暮らし楽にならざり、じっと、


ニャ?(何よ?)


 猫を見る。


ニャ?(何か、目の光が消えてない?)


「パシュティーーーちゃーーーん!」


ニャァァァァ!


 パシュティが逃げた。


※ 猫の習性。逃げる物を追いかけます。


「待つニャー!」


ヌャ!(何かまじった!)


 ツッコミ、乙。


「ニクキュー、ニクキュー」


フシャァァァ!


角に追い込まれたパシュティが威嚇する。しかし、ニクキューの為に悪魔に魂をタイムセール並の安さで売るつもりの俺に効きはしない。


 前足を掴みプニプニ、プニプニ!


ニャー!(離せ、ペケりん……さもないと)


 ぬ? 前足がこの前のように冷たくなってきた。


「ニ、クキュ、ウ(ま、けな、い)」


ニャ。(ニクキュー語だと)


 手に集中する。ニクキューの感覚を逃さないように。パシュティを逃がさないように。我に力を……。


 両手にぬるま湯に突っ込んだ温かさと圧力が感じ取れた。それに伴い感じていた冷たさが減っていく。


ニャ。(くだらない事にどこまで集中するのこの子は)


 なっ!? ニクキューを持っている癖にこのモフモフと対をなす至高の感覚がわからないだと? 熊でさえその価値を知っているから時折自分で舐めると言うのに!(完全な勘違いです)


 パシュティの魔力を封じ込め、ニクキューを弄り倒すこと1時間。諦めたパシュティを抱えて粘土の前に戻る。


「パシュティちゃん、粘土をコネコネしましょうね」


 ……返事がない屍のようだ。実際、目が死んでるし。 まあ、いいか。ニクキューが有れば後はどうでもいいのだ。


 コネコネ、コネコネ。プニプニ、コネコネ。


 何か調子がいいぞ! ニクキューパワーか? ……そうか、これが。ピラミッドパワーよりもスゴいんじゃないか?


 俺の手の中で粘土は縮み、


「上手に出来ましたーー!」


 いびつだが、赤色をした球が出来た。


「良くできたね。後は他の色も作ってね」


 いつの間にか入ってきたアルさんに言われた。そのまま、帰って行く。手にパシュティを持って。


 えっ? まだやんの、これ?


そろそろ、ダグにニクキューをいれた方がいいだろうか?

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