ふて寝猫、ニギニギする。
ーーお知らせーー
今回より『転生猫が猫魔法で無双ハラショー!』は猫魔法が『使えねー!』の為にプロトから見直す事になりました。
ナー。(は~)
目を覚ますと、昨日お母様に聞いた事でため息をつく。俺様のチート計画がぁぁぁぁっ! 部屋のすみっこでいじけてやる!
ニャ?(何してる?)
お母様に猫パンチをくらう。
ナー。(今日の私はアンニュイ)
ニャ。(意味がわからん)
隅っこで死んだふりしている俺をクンクン嗅ぐと興味を失ったのか去っていった。ちっとは構って~!
爪を出し入れしニギニギしているとミラがやってくる。頭をチョイチョイとさわる。(何かうざい)お腹に鼻を突っ込んで嗅ぐ。(くすぐったい)
ニャ。(返事がない屍のようだ)
ミラちゃん! 何処でそんな言葉覚えてきたの? ちょっとどこ行くの? お兄ちゃんに構って~!
はー、行ってしまった。長老だな。あの台詞ミラに教えたの。今度あったら引っかいてやる!
そして、また爪を出し入れしニギニギする。だれてるわ~~。ニギニギ。今日という日はこの為だけにあるかもしれません。諸行無常。心を無にし、ニギニギする。
気がつくとNASAに捕まった宇宙人のように前足を飼い主に捕まれ台所に運ばれる。
「おかあさん、ペケりん元気ない」
「ほんとね。お肉の切れ端あげてみたら?」
今、悟りを開いている最中です。俗世の事で煩わせないで欲しいな。このままニギニギ教を布教するのだ!
「ペケりん、お肉~」
お肉の切れ端を目の前でゆらす。お肉の臭いが鼻孔をくすぐる。あっ、朝飯食ったけ?
「ペケりん、お肉~」
グリグリすな! お肉でグリグリすな!
ウナッ!(すな!)
肉を払う。再度、グリグリ。
ウナッ!(すな!)
肉を払う。すると顔をぺちぺちする。
ウナッ!(顔やめろ!)
くそぉぉぉぉっ! 飼い主め、面白くなったのか反応するまでやめない。反応して手を出せば喜んで更にやる。構って欲しいと思ったけどこれはめんどくせぇぇぇぇっ!
尾剣が使えれば、肉を叩き落としてやるのに。さっきから尻尾に魔力込めてるけど、あかん。抜けていく。
なら、もっとケツの穴をきゅっと絞めるような感じで尻尾に魔力を集めて……外に漏れないようにピーピーの腹抱えてトイレ駆け込むような感じで……よし!
ナッ!(尾剣、カウンターアタック!)
つつこうとしていた肉の手を尻尾で払い上げ、肉の切れ端を飛ばす。
「あっ……」
肉の切れ端が飛んだ先にはミラがいて、素早くキャッチすると持っていった。君のおやつにするがよい。
飼い主はほっといてニギニギする。……何か重要な事があったような気がするが、スルーで。
ニギニギ。ニギニギ。はー癒される~。




