お巡りさん、不審者です。
ナー。(ひなたぼっこはイイナー)
ミラがかまってほしくて尻尾をいじってくるが関係ない。帰ったら筋肉痛ですもん。動けんのですよ。
お父様達はゴブリン対策だとかで猫魔法の訓練どころじゃないらしく、大人猫の大半がいません。
ナー。(平和だなー)
ガブ!
痛っ! ミラちゃん、尻尾に本気で噛みついてはいけません! やる気か?
ミラちゃんが小さな尻尾をピコピコ動かして挑発……かまってちゃんオーラ全開でこっちを見ている。よかろう。その挑戦受けた!
ニャガ~!(待てコラ~!)
(ФωФ)
聖樹の下に用意された台の上に、長老が立ち集まった猫達を見る。そこには家猫もノラも関係なく渾然一体となって『猫として』ここにいる。
その猫達に告げる。
ニャ。(本日はお日柄もよく)
ニャ。(長老、ボケはいいから)
ニャゴ。(中継のギドラくん)
ニャ!(そんな奴はいねえ!)
ニャ。(サンガ、殴ってくれ)
サンガの太い腕から繰り出されるパンチを受け、長老が吹っ飛んだ。代わりにサンガと共にバキロが前に立つ。
ニャゴ。(見回りに出した奴らが山の中腹に集まっているゴブリンを見た。どうやらそこで増えているみたいだ)
その言葉を聞き、騒がしくなる。
ニャ。(その中に人間らしき姿もあった)
(ФωФ)
家の中をドタバタ走り回り、飼い主のお母さんに箒を持って追いかけられた。隙間から外に出た俺は一時して家の中の様子を見る。
ミラは、飼い主のお母さんに撫でられてご満悦です。くっ、俺のことは放置かい。
ナー。(ミラちゃん。おとなしくお兄ちゃんに尻尾をかじられなさい)
家に入りそう声をかけると、箒を持ち出したので退散した。ほとぼりが冷めるまで退散します。具体的には夕飯の時間まで。
ナー?(チミ、見ない顔だね?)
適当な木陰探して歩いていると、家の方をじーっと見てる人がいる。頭からすっぽり隠れる茶色の目立たないマントかぶってる不審者。その足元まで行って声をかけるが反応がない。
ナー。(そんなとこで見てないで、家行っちゃいなよ)
俺も連れてけば、ミラの相手もしてあげますから。足元でないていると蹴っ飛ばされかけた。猫を大事にしない人は悪い人決定!
でも、何してんだろ? 時たまブツブツつぶやいてるけど?
ナー?(危ない人ですか?)
ナー?(トイレ我慢してんの?)
ナー。(そろそろ夕暮れ時です)
「ナー、ナーとうるさい! あっち行け! 餌なんぞないぞ!」
土を蹴りあげてわめき出した。なんて堪え性の無い野郎だ。シッシッってやんなよ。わかったよ行けばいいんだろ。行けば!
後ろ足で砂をかけてやった。
怒って追いかけて来たので風のように逃げましたよ。
ペケりん視点では外部が出ないので無理やり入れちまった。おかしいのは自覚してますが暫くこのままで。




