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これが猫の魔法だ!

 お母様にポイ捨てされた為、お父様のいる村に来た。


ニャゴ?(どうした?)


ナー。(お母様が行ってこいって)


 お父様の所に行くと、10匹ほどの猫がたむろっていた。


 メンチきってる奴等がいるが何かあるの?


ニャッ!(今日こそはお前に勝ってペティちゃんに告白する!)


ニャァァ!(妹には近づけさせんぞ!害虫が!)


 赤毛のと白いのが言い合ってますが?


ニャ。(ただの戦闘訓練だ)


 違うだろ! 


 赤毛の猫が飛びかかるが、白いのに軽くあしらわれる。何度も飛びかかるが赤毛の息が上がるだけだ。


ニャァァ!(誰か、火!)


ニャゴ。(ほいよ)


ーーじゅっ。


ニャガァァ!(熱っっっ!)


 横合いから出された火の着いた棒を鼻先で受け止めたらそうなりなすよね。芸人か!


 気をとり直すと、赤毛は火を見つめたり、臭いを嗅いだりしている。


ニャ?(何してんだろ?)


 ものボケで迷ってんのか?


ニャオ。(火の魔力を覚えてるんだ)


 魔力を覚える? 今も火に顔近づけて「ニャ!(熱ッ!)」てやってるだけだけど? その間もよく待ってるよな白いの。


ニャァァ!(炎魔!)


 火の着いた棒を放り捨てると叫んだ赤毛の体が炎の様にゆらめいてる? 目がどうかしたのか?


ニャ。(行くぞ)


 体から火の粉を散らしながら白いのに迫る。だが、白いのは慌てることもなく避けている。避けられるつど、その体から火の粉が舞い散り辺りに散らばる。


ニャ!(熱いッ!)


ニャゴ。(こっちくんな)


 周りの猫達にも火の粉が降りかかり、騒ぎが大きくなった。俺はお父様の影にいます。


ナー?(お父様、あれ何?)


ニャゴ。(火の魔力を体に纏ったんだ)


ナー。(火の魔力……)


 魔力って言うと『ライト』の魔法唱えた時、体から抜けたあれの事か? 時たま試しているけどできないんだよな。


ニャゴ。(俺達、猫は魔力を放出する事が下手くそでな。代わりに身体中に行き渡らせるようにすると体毛に魔力を溜めることができるんだ)


 そこで、火の粉を振り撒いてブーイング受けてる赤いのを見る。


ニャ。(そしてそのまま操作するんだが、あーいうのはそれが甘いんだ。普通は火の粉が飛ばないからな)


 だからか。あんなに火の粉を振り撒いていると禿げないかな?


ニャガ!(必殺、火〇!)


 赤いのの腕から火の塊が飛んでった! 〇拳ってダメだろ! てか、形はニクキューじゃねえか! それクマ!


ニャ。(水魔)


 白いのの声がしたと思うと、炎のニクキューが切り裂かれた! よく見ると尻尾が青白い光を放っている。


ニャガ。(尾剣、カラタケワリ)


 白いのが飛び上がると、ニクキューを引き裂かれボーゼンとしている赤いの脳天に尻尾を叩きつけた。叩きつけられた赤いのは目を回して気を失った。


ニャ。(制御に失敗するとああなる)


 赤いのはチリチリの黒いのになってた。


ニャ。(これが猫の使う猫魔法だ)


 お父様、ドヤ顔してるけど何にもしてないよね?


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