◇Square 13
高校を卒業して、直喜は東京の大学に進み。
湖一と真凛は地元から電車で通える大学に進んだ。
直喜の髪は肩下まで伸びて、その髪を嬉しそうに見つめるアリス。
「迎えに行く」と言った本当の意味であるプロポーズするまで髪を伸ばそうと直喜は思っていたが、就職活動の為、それは守れなくなった。
意気消沈する直喜の隣で、
「私は伸ばし続けるからね」
美しい金髪をなびかせてアリスは言う。
直喜は嬉しそうに、頷いた。
五年後。
湖一の家から見える湖の前のベンチには、湖一と生まれたばかりの男の子を抱いた真凛が座っている。
「真凛と付き合いだした日も、初めてキスした日も、初めて抱いた日も、プロポーズした日も、結婚式の日も、こいつが産まれた日も、全部『逆さ山』が見えたんだ」
と自慢する湖一と、それを恥ずかしそうに赤面しながら微笑み聞いている真凛。
お似合いだと評判の若夫婦だ。
それから二年後、久しぶりに直喜が帰省した。
その隣にはアリスとアリスに抱かれている女の子。
アリスに似た白い肌。 髪や目の色は直喜似だ。
湖一と真凛の息子が、直喜の実家で運命の出会いをしたことは、誰も気づかない。
直喜とアリスが帰省する度、何度も顔を会わせたお互いの子供達が運命の相手とお互いに強く感じる事を。
twitterの診断メーカーさま(ハピエン小説書いて下さい https://shindanmaker.com/585298)より、「長髪男性と碧眼女性のカップルで、遠距離のシーンを入れたハピエン書いてください」というお題をいただき書き始めましたが、長髪男性(直喜)&碧眼女性(アリス)よりも湖一&真凛をメインにした内容になってしまいました。
自分の好きな相手は自分を好きではないかもしれない・・・それでも想いを伝いえたい。という人と、それなら相手の幸せを願いたいという人を書いてみたくて、ヒロインは二人。
自分に自信のあるアリス。自信はないけれど優しさ溢れる真凛。個人的に真凛の方がお気に入りです(笑)
一話一話視点が変わり読みづらかったかもしれませんが、最後まで読んでくださった方に感謝いたします。
ありがとうございました。




