第2片 Extreme Expert Network
作品内で扱われる内容は作者の思想・信条とは必ずとも一致するわけではございません。
さっそく管理者からのメッセージとやらを読んでみることにした。
「この度はプロの探偵としての認定誠におめでとうございます。我々管理者は創設者の一族に雇われた運営に必要な能力を持ったプロたちの集団です。(ちなみに、昔はSNSという形ではなく社交場という形だったそうですよ)もしも、ご興味がありましたら、大歓迎ですので是非とも我々と働きませんか?」
……どんな内容かと思ったらバイトの求人みたいな感じだった。もっと何かなかったのだろうか?
渡されたパスワードとIDを同じ紙に印刷されていたQRコードを読み取り入力してみた。
ふーむ本当にSNSだなー。アカウント名はうーん。後でで、いいか。様々な言語で書かれた仕事の募集や依頼の情報が次々と投稿されている。掲示板的な物もあるようだ。
投稿を日本語に絞ってっと。そうするとひと際目立つ仕事の一連の依頼募集があることに気が付く。
「テロリスト狩り」?なんだろう。これは。
仕事内容
日本において懸賞金額が上位3名の国際指名手配されたテロリストが現在ニューヨーク在住のクトクア・ショウ=ホーウ氏の生命を狙っているという情報が入りました。氏はその3人を捕まえた者、自身を守った者に莫大な報酬を与るとのこと。移動費はすべて氏が持つそうです。腕に自信のある者。人の捜索に心得のある者は是非ご参加ください。参加者は下記のメールアドレスにDMを送ってください。
発信元 sennsouya@een.com
気になるな。これに成功すればまたしばらく金銭には困らないかも。しかも何やら大きなイベントのようだ。ここで成果を挙げれば名を売ることができるかもしれない。
先だってその3人のテロリストについてとやらをEENで調べてみた。
「石川礫の出自についての情報」
情報提供料 2000万円
発信元 haikyomania@een.com
「あの狛江パトスと同姓同名の○○○○が居る件」
情報提供料 500万円
発信元 zyouhousyousya@eem.com
「王森財団の現在の動向に関する目撃情報」
情報提供料 30万円
発信元 zyouhousyousya@eem.com
何のこっちゃわかんなかった。これはそもそもの前提知識が無いと役に立たない情報かもなー。と、いうわけで普通のSNSで調べるとフッツーに顔写真と名前が公開されていた。そりゃそうか。国際指名手配犯らしいし。普段ニュースや新聞には触れない僕だが、言われてみれば町中のポスターに貼ってあったような気がする。
懸賞金3億 2000万 神の腕を持つ医者 「鷗森喜咲」
懸賞金1億 3000万 暗殺者 「狛江パトス」
懸賞金1億500万 義賊怪盗 「石川礫」
全員女性の様だ。先ほどEENで見た名前であった。
「鷗森喜咲」 二つ名は『最悪の女神』
黒いロングヘア―の女性。
見境なき医師団こと「鷗森機関」に所属していた過去があり、今では神の腕と呼ばれるほどの医療技術を持っている。主に死亡したテロリストを無償で蘇生して世界中を飛び回っている。本人が直接人を殺めることは無いがあまりにも世界的に影響力のあるテロリストを蘇生しているため国際指名手配されている。過去には体の7割を爆発により欠損したテロリストを見事に蘇生したことがあるとのこと。
まっとうに医者をやっていれば世界の医療技術の歴史が変わっていたのだろう。
「狛江パトス」 二つ名は無し
写真によって見た目が少しずつ変わっている。各国の要人が彼女の手で消されているとのこと。暗殺者であるという情報以外は何もわかっていない。
「石川礫」 二つ名は『命専門の怪盗』
紫色の髪でツインテールが特徴的だった。両手両足が義足とのこと。強きをくじき弱きを助ける義賊として活動している。報酬は受け取らずに依頼を受けることもしばしばあるらしい。こてこてな予告状を出し、マントを翻す。どんな厳重な警備も突破して目当ての品を盗む。
その品とは悪人の生命である。
3人とも日本人であることは確かなようだが出自は不明とのこと。
詳しいビジュは登場してからのお楽しみだよっ!




