私の料理
原「ケンちゃん君との夏祭り........どーだったー?」
バイト中........
皿を拭いていると、隣から突然現れた原先輩。
「わっ!?びっくりしたあああ................あ、楽しかったです!とても!」
原「あらそう、そりゃーよかった........浴衣は?何か言われた?」
「あっ!原先輩が選んでくれたことを話したら何故か不機嫌になったんですけど........どうしてですかね........」
原先輩は、驚いて苦い顔をした。
原「えっ、そっ............それ言っちゃったの?!!駄目だよ!!それ禁句でしょ普通!」
(....なんでやろ。)
「あと似合ってるって言ってくれました!!」
原「そ、そっかぁ....よかったね....(汗)でも俺、今度ケンちゃん君に会ったらもっと嫌われてるだろーな....」
「なんでですか?」
原先輩は、また苦笑いしながら仕事に戻っていった。
………………………
バイト終了後。
いつも通り原先輩に料理を教えてもらっていた。
でもなんだか今日は、原先輩が静かだ。
いつもなら、もっと色々厳しい言葉をかけられて注意されるのに
今日は、まだ一回しか注意されていない。
「出来ました!フレンチトーストです(`・ω・´)」
原「うん。見た目は........もう少しこんがり焼いた方がいいと思うけど........美味しそうだね。食べていい?」
「あ、はい。どーぞ!」
フレンチトーストを口に運んだ原先輩は、眉を寄せた。
原「何これ....」
(え........まさか............失敗?!(泣))
原「めっちゃ美味しいよ。琴ちゃん。」
「え" っ........!?ホントですかっ!!!」
原「うん本当!俺ウソ言わない!!」
目を大きく開いた原先輩は、そのままフレンチトーストを食べ続ける....
(あの料理に厳しい原先輩が....私の料理を沢山食べてくれてる........!)
原「........ごちそうさま!やっぱり琴ちゃん上達したねぇ!!」
「そーですか?!」
原「フフッ) ....俺のお陰かな?( ・´ー・`)」
「あのそれでですね今度からは....」
原「無視っっ?!!」
「....あの........お店に出してもらえませんか?........私の料理....」
原「............うーん。」
原先輩は、難しそうな顔をして考える。
原「まだダメだよ。」
予想していた言葉がそのまま返ってきた。
「........ですよね........。」
少しは期待してたんだけどな。
早くお店に自分の料理を出して、ケンちゃんに食べてもらいたいのに。
やっぱりまだ、力足らずなんだ....




