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君の歌が聴きたくて  作者: ネロ2世
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打ち上げ花火



ケンちゃんが焼き鳥を買い終わってから




沢山の屋台を回って....



リンゴ飴や、たこ焼きを買った。





ケンちゃんは、また「琴は、やっぱり食べ歩きだと........こぼすね。」と言うので






ベンチに座って食べることにした。





そして


知らない間に、ずっと繋いでいた手........





(な、なんか............離しずらいかも........)




妙に意識してしまっていた。






すると、ベンチに座る時ケンちゃんは





何も言わず自然に手を離した。







(な、なんだ!!手離すタイミング意識してたの私だけか!恥)






ケンちゃんは、平然と喋り出した。





ケン「花火って6時からだよね。」





「あっ........うん。確か。」





ケン「琴は、初めてだよね?夏祭りの花火。」





「うん。家から見えるかなーって思ってたけど、駄目だった(泣)」





ケン「あるあるそれ.......この祭りではね、凄く大きくて綺麗な花火が沢山打ち上げられるんだよ。」





ケンちゃんは、ジェスチャーで大きな花火を再現しながら話してくれた。





........................





「あーもうお腹いっぱい。」



お腹をさすっている私を見て




真剣な顔でケンちゃんは、言った。





ケン「琴..............一言いいかな。」






「んーー?なにーー?」







ケン「俺の分まで食べたよね。たこ焼き。」





「................................。」






パアァァァンッ!!!





「?!!」





突然大きな音が聞こえて、周りの人達は夜空を見上げる....





ケン「あっ........」



私もつられて夜空を見上げる。





夜空には、沢山の色とりどりの花火が打ち上げられていた。





こんなに間近で見るのは初めてで....





「............................。」





感動で思わず言葉を失ってしまった。



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