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君の歌が聴きたくて  作者: ネロ2世
37/54

何で(賢也side)



....夏祭り当日。





琴が幼い時から行きたいと言っていた夏祭り。





やっとそれが実現出来る。






しかも二人きりで....






(なに緊張してるの俺........いつも学校で会ってるのに。)






家は近いけど........




待ち合わせより早く琴の家の前に来てしまった。




緊張する気持ちを間際らそうと



いつものウォークマンで音楽を聴いていた。





目を瞑って



好きな曲に浸っていると........




微かに琴の声が聞こえた。





「........ケンちゃん........?」





目を開けると、そこには。




薄ピンク色の浴衣を着た琴が




自信なさげに立っていた。






(わ............。)






「ど、どどどうかな!」





ケン「すごい似合ってるよ(^_^)」





そう言うと、琴は恥ずかしがりながら


嬉しそうに笑った。





ケン「浴衣なんて持ってたの?」




「んーん、新しく買ったんだ。すごい迷ったんだよ?!結局、原先輩に選んで貰ったけど(笑)」








ケン「は?」





「え?」





ケン「....何で原さん?」





琴は、不思議そうな顔をしながら言った。





「私だけじゃ、なかなか決められなかったから....」







でも、何でよりによってあの人....




女友達でも良かったんじゃないのかな....







ケン「....................そっか。」





それじゃあ....





琴が着ている浴衣は、俺の為に琴が選んだんじゃなくて





原さんが琴の為に選んだってことじゃん....





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