大好き
道の途中で、雅と分かれると私とケンちゃん二人きりになった。
雅が去ると一目散にケンちゃんが言った。
ケン「何あの人怖い。」
(プッ(笑))
「ご、ごめん。凄い質問攻めだったよね(笑)普段からあんな感じだから雅は。」
ケン「もう走って逃げようと思った。」
(そこまでっ?!!)
ケンちゃんはため息を一つ落とすと
チラッと私を見て言った。
ケン「俺らって結構、恋人同士に見られるの?」
「えっ。」
ケンちゃんからのそんな言葉に
胸がドキッとした。
「ど........どーなんだろーねー!!」
ケン「クラスでさ、よく女子に問われるんだ。」
「えっ........そ、そーなんだ........(汗)」
(ケンちゃんもだったんだ........)
........................
歩いているといつの間にか自分の家の前に来ていた。
「あ、今度は夏祭りだね!」
ケン「そうだね。楽しみだなー。」
ケンちゃんは私の家の門の前で足を止めてくれた。
ケン「ねぇ............琴。」
「んーーー?」
ケン「祭って........本当に二人きりなの?」
ケンちゃんは、小さくそう呟いた。
(もしかしてケンちゃん........私と二人で行きたくないのかな。)
「....二人じゃなくても大丈夫だよ!........けど、やっぱ何か変だよね!」
ケン「えっ........いやっ........」
「だ、誰か行ける人増やそっか!雅とか行けるかなーー!!(汗)」
ケン「だから.....そうじゃなくて!」
少し大きくなったケンちゃんの声に
驚きながら、私はケンちゃんを見上げた。
ケン「琴と........二人きりで行けるから余計楽しみだなって........」
(ドキッ)
「え、そ........そーだよね!!うん!二人!二人で行こう!!////」
(何でケンちゃんはこんなに私を喜ばせるんだろ...)
ケンちゃんの言葉一つ一つにいつも突っかかる。
感情があまり表に出ないケンちゃんは
誤解されることが多くて
昔は友達も多くなかったそうだ。
人見知りで喋らない時もあるけど....
ただ言葉足らずなだけ。
でも本当に伝えたいことは、相手の目を見てハッキリ言うし
ハッキリ言い過ぎることもある....(汗)
ケン「 琴、何か笑ってる?」
「ん?き、気のせいだよーー(笑)」
ケン「顔、アンパンマンみたいだよ。」
(アンパンマン?!!)
たまに真顔で言うケンちゃんのボケも合わせて
私はケンちゃんが大好き。
そう
..........幼馴染みとして。




