ハートの貝殻
ケンちゃんに手を引かれ....
着いた場所は
ケン「............やっぱりここがいいよ。」
「ここって........」
海は海だけど
私とケンちゃんが小さい頃によく来ていた
遠くに、大きい山のような岩が見える場所だ
ケン「よく、ここの海に連れて行ってもらって........この場所の砂で城造ってたよね琴。(笑)」
「懐かしい....」
人が全く来ないこの場所は
私とケンちゃんの秘密基地のような所。
ケン「わっ........冷たい。」
ケンちゃんはパーカーを羽織ったまま
ズボンを膝までまくり上げて
海水に足をつけた。
ショートパンツの私は、それを見て海へ走っていった。
冷たい水が太ももの方まで跳ねてきて気持ちいい。
私がもっと奥の方へ歩いていくと....
ケン「琴っ!危ないってそんな奥行ったら!白い手に足掴まれるよ!」
「ケンちゃん怖い映画見すぎっ!!」
砂浜へ戻って行ったケンちゃん。
今度は、落ちている貝殻を拾っていた。
ケン「見てーー琴。これ綺麗だよね?」
ケンちゃんはキラキラしている貝殻を見せてきた。
「すごい綺麗ーー!私も欲しい!」
ケンちゃんはキョロキョロしながら
砂浜を探すと
もう一つの貝殻を拾って私に渡してくれた。
ケン「あ、なんかこれハートみたいな形してる。」
そう言って、渡してくれた。
「クスッ) ありがとーー。」
何故だか少し照れくさかった。
ケン「昔もこうやって拾ってた気がするけど........その貝殻どこ行ったんだろ。」
「あ........確かに(´・_・`)」
ケン「............................。」
「............................。」
数秒の沈黙が続いて、貝殻を見つめていた私は
不意にケンちゃんからの視線に気づいて顔を上げた。
笑っているような、何かを言いたそうな
読み取れない表情で見つめられた。
「な........なに?ケンちゃん。」
ケン「ヘラッ) ........何でもないっ。」
突然いつもの笑顔に戻ったケンちゃん。
(今の間........何だったんだろ(汗))
ケン「あ、そろそろ皆の所に戻った方がいいよね?」
「えっ........あ、そうだね!!雅に怒られちゃう!((;゜Д゜)」
ケン「俺まで殴り殺されそうだよ(ニコ」
(!!大丈夫そこまでしない!!)




