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君の歌が聴きたくて  作者: ネロ2世
21/54

忘れない思い出(賢也side)



帰り道。



夏休みを楽しみにしている琴に海に誘われた。



小さい頃に一緒に行った思い出があるけど



小さなカニに足を挟まれた嫌な記憶があって



あまり行く気にならなかった。



けど、琴も行くなら仕方ない。




(琴の身に何かあったら嫌だ。)



俺が、コクンと頷くと琴は飛び跳ねて喜んだ。



そんな、激しい喜び方にふ●っしーを連想した←



(そういえば昔、祭りに行きたいとか言ってなかったっけ。)



「どーしたの?ケンちゃん?」


急に黙った俺を見て


琴は、不思議そうに首をかしげる。



思い切って誘ってみることにした。



ケン「琴、祭り行かない?」



「................え?お祭り?」



俺から突然誘ったからか、琴は戸惑いを隠せない様子。



ケン「あ............嫌ならいいけど。」



「ぜっ........全っ然嫌じゃない!行こう!お祭り!二人で!」



『二人で!』という言葉に少しドキッとして嬉しくなった。




そして、ハイタッチをする。




ケン「確か中三の時、琴が祭り行きたいって言ってたけど受験で忙しくて行けなかったんだよね。」



「そーなんだよね(´・_・`)」



ケン「それで高一の時は、琴が熱出して行けなかったよね(笑)」



「よく覚えてるねー!ケンちゃん!」




俺を関心した目で見る琴。




ケン「えっ............(笑)うん。」




琴との思い出は、忘れる訳ない。



俺は、隣で上機嫌の琴を見ながら優しく笑った。



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