ミルクティー(賢也side)
イヤホンで音楽を聴きながら、俺は注文したミルクティーを待っていた。
それにしても、落ち着くカフェだ。
店内の雰囲気も良いし、何より琴がバイトを頑張ってる姿が見れる。
俺の席からは、キッチンが少しだけ見えて
琴は、一生懸命に皿を洗って丁寧に拭いている。
たまに皿を落としそうになり、ハラハラしながら見ていた。
原「はいっ。お待たせ。」
原さんが、ミルクティーを運んできた。
俺は、小さくお辞儀する。
ミルクティーを飲んでいると、まだ俺の前にいる原さん。
イヤホンを外して、原さんを見上げた。
ケン「................何でしょうか?」
眉間にシワを寄せる原さんは小声で、俺に話した。
原「もしかして....琴ちゃんの彼氏さんだったりする?」
ケン「ブフッッッ!!!」
俺は、飲んでいたミルクティーを吹き出してしまった....
(はぁっ........!?)
原さんは、慌ててタオルを用意する。
原「ごっ、ごめんごめん。その様子だと、図星だった?」
俺は、原さんを睨みつけた。
ケン「........違います。」
原「あら違ったか。なんか仲良さげだったから。」
頭をかきながら「ごめんごめん。」と言って去っていった原さん。
(この人......もしかして琴のこと...)
琴は、いつもこの人の話ばっかりしてきて
「ナルシストだけど面白い人」とか「格好いい人」とか言うけど....
(俺が見る限り、ただのウザイ人....)




