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バニラエッセンス
「は、原先輩........この肉、全然切れません!」
原「切れないんじゃなくて、切り方が悪いの。ほらかして。」
原先輩は、普通の包丁で肉を切っていく。
「わお。」
原「ハァ) その包丁ダメなんじゃないの?子供用だし....」
「ダメな訳ないです!ケンちゃんから貰った物ですもん!」
原「んあーそぅ............ん?友達から貰ったって聞いたけど。男?」
「........そうですけど。」
原「へーー、琴ちゃんみたいな子でも男友達とかいるんだー?しかもプレゼントしてもらうなんて。」
意外そうな顔で私を見る原先輩。
「何ですか!ケンちゃんは、幼馴染みの子ですよ!もう、とってもいい子なんですよ!?」
原「誰目線だよそれ(笑)」
そんな会話をしながら、私は食材を切っていった。
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「これ........本当に野菜炒めになりますか?」
原「え、ちょっと何か変なの入れた?」
「香りずけにバニラエッセンスを....」
原「バッカア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」
思いっきり頭を叩かれた。
「痛っ!!」
原「もう、無理だ。バニラエッセンス入りの野菜炒めなんて食えるわけねぇ。」
「私食べますよ。」
原先輩は、またスコーンッと私の頭を叩くと
呆れた様にため息をついた。




