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哀刻 --Tradimento Tempo--  作者: Futabave.
十六章 3体の精霊と恐人星
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第八十六話 『ガイアの誘い』

挿絵(By みてみん)


-聖霊暦 8129年 旧王都クロノス-



最終決戦から1年が経過した。アリレス達は世界に残った魔神の残党やアニウスを倒し切り、世界には平和が戻っていた。


「ギイラはもう戻ってこないのか…。」


6人が集まり、アリレスが口を開く。


「兄さんはもう戻ってこない。あれは兄さん自身が選んだせめてもの償いだったんだ。」


ディムはそっと食器をボロボロの机に置いた。

その時、クロノスの上空は大きな光に包まれた。


「…誰?」


そこに飛んできたのは聖霊ガイアだった。


「ガイア様…どうされたのですか…?」


「実はボク、この時の為に力を蓄えてきたんだ。」


この時…?


「キミらはもう十分疲労がとれているだろう?じゃあ行こうか。全ての元凶を止めに。」


全ての元凶―――邪霊アポロニオス。彼は既に倒したはずだった。


「聖霊としての力が覚醒することで"時を渡る"ことが自らの力でできるようになったんだ。」


「時を渡る…。聖霊門のようなものでしょうか…?」


「まあそういうことだね。ということでボクらはこれから5000年前の"恐人星リエム"に行こうと思うんだが…。」


恐人星…。聖人たちがここの星に来る前にいた星だ。しかし何に行く意味があるのか?邪霊は?


「……と、いきなり言われても困るだろうね。じゃあまずは邪霊以外全ての精霊の力を借りるとするか。」


突然ガイアはアリレス達を乗せて「エリメド大陸」へと飛び立っていった。


「安心して…アリレス。これもギイラの為だから…」


--------------------------------------------------


-聖霊暦 8129年 炎霊の巣-


「久しぶりだ…。セナ、その仲間たちよ…。」


「初めまして。ボク、聖霊ガイアと申します。」


「聖霊ガイア…事情は聞いている。"炎霊の試練"を受けに来たのだろう?」


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