第八十五話 『ギイラ・カオス・ヴェシア』
アリレスの仲間5人はアリレスに魔力を送りつつアリレスを護り始めた。
「聖霊の従者に全ての力か…。こっちも一撃で仕留めればいいだけの話だろ?魔法"レイヴァテイン"!」
途端にディムがアリレスを一心に庇う。
「兄さんにアリレスは殺らせない…。俺は聖霊様に誓った…。」
もう一人の邪霊の従者が言った。
「それではこちらも…。」
ギャズヴェイラは指を鳴らし、アニウスの群れを呼び出した。
アニウスは何も考えないようにギャズヴェイラに吸収されていく。
「さあ…終わりの刻だ。」
お互いの魔力が最高潮に達する。
「魔神の最期の力を思い知らせてやる…。"カオス・リスタート"!」
「世界の未来をここに…。"ギャラクシースラッシュ"!」
アリレスの虹のオーラを放つ剣とギャズヴェイラの究極の闇が衝突する。
「うああああああああああああああ!」
「うああああああああああああああ!」
頂上決戦の最後のぶつかり合いが起こる。
大きな光に包まれた。
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-聖霊暦 8128年 ドラヂェリア山脈-
アリレスは魔神ギャズヴェイラに勝利した。アリレスは世界を救った。
最後の衝撃は水晶神殿ごと消し去った。
「ここは…?」
ギャズヴェイラが目を覚ます。
「俺は負けたのか…」
「僕が勝った。残念だがお前は間違っていた。ギイラ。」
アリレスはギイラに告げる。
「ふっ…俺はどこから間違っていたんだろうか…。」
「兄さんは間違ってなんかいない。全ての元凶は邪霊だったのだから。」
ディムが手を差し伸べる。
「だが…。俺はこれを償う必要がある。」
「…………償う…?」
最後の余力でギャズヴェイラ、ギイラは斧を取り出した。
「……ギイラ…?」
「アリレス。今までの俺の非礼を許してくれ。これは俺の中にいる『ギイラ』からの願いでもある…………。」
ギイラは斧で自らの首を狩った。
「ギイラ――――――!」




