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哀刻 --Tradimento Tempo--  作者: Futabave.
十五章 全てを懸けた戦い
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第八十五話 『ギイラ・カオス・ヴェシア』

挿絵(By みてみん)


アリレスの仲間5人はアリレスに魔力を送りつつアリレスを護り始めた。


「聖霊の従者に全ての力か…。こっちも一撃で仕留めればいいだけの話だろ?魔法"レイヴァテイン"!」


途端にディムがアリレスを一心に庇う。


「兄さんにアリレスは殺らせない…。俺は聖霊様に誓った…。」


もう一人の邪霊の従者が言った。


「それではこちらも…。」


ギャズヴェイラは指を鳴らし、アニウスの群れを呼び出した。

アニウスは何も考えないようにギャズヴェイラに吸収されていく。


「さあ…終わりの刻だ。」


お互いの魔力が最高潮に達する。


「魔神の最期の力を思い知らせてやる…。"カオス・リスタート"!」


「世界の未来をここに…。"ギャラクシースラッシュ"!」


アリレスの虹のオーラを放つ剣とギャズヴェイラの究極の闇が衝突する。


「うああああああああああああああ!」


「うああああああああああああああ!」


頂上決戦の最後のぶつかり合いが起こる。








大きな光に包まれた。













----------------------------------------------------


-聖霊暦 8128年 ドラヂェリア山脈-


アリレスは魔神ギャズヴェイラに勝利した。アリレスは世界を救った。

最後の衝撃は水晶神殿ごと消し去った。


「ここは…?」


ギャズヴェイラが目を覚ます。


「俺は負けたのか…」


「僕が勝った。残念だがお前は間違っていた。ギイラ。」


アリレスはギイラに告げる。


「ふっ…俺はどこから間違っていたんだろうか…。」


「兄さんは間違ってなんかいない。全ての元凶は邪霊だったのだから。」


ディムが手を差し伸べる。


「だが…。俺はこれを償う必要がある。」


「…………償う…?」


最後の余力でギャズヴェイラ、ギイラは斧を取り出した。




「……ギイラ…?」


「アリレス。今までの俺の非礼を許してくれ。これは俺の中にいる『ギイラ』からの願いでもある…………。」






ギイラは斧で自らの首を狩った。















「ギイラ――――――!」


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