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哀刻 --Tradimento Tempo--  作者: Futabave.
十四章 魔剣士の心と聖霊の最期
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第七十四話 『聖霊に託された未来』

挿絵(By みてみん)


-聖霊暦 8128年 海底楽園モーレシア-


「アリレス。あなたは必ず邪霊、そして魔神を倒すと約束しますか?」


「もちろんです…。オルフェウス様。」


オルフェウスは海底楽園の奥へと向かっていった。


「まさか――!オルフェウス様!」


聖霊が振り向きアリレスに言う。


「私はアリレス、ディム、そして4人の従者に力を託すことにします。」


「それだとオルフェウス様の命が…!」


騒ぎを聞きつけてガイアとモーゼが駆けつける。


「オルフェウス様。おやめください。我が海底楽園の未来は…。」


「海底楽園の未来を案ずることはありません。アリレス達は海底楽園はおろか世界を救ってくれます…。それに私は…。邪霊を倒すことが出来ないのです。」


「邪霊を倒せない…のですか…?」


「……はい。」


オルフェウスは静かにうなずいた。


「待ってください。私は聖霊様の僕として…。これから僕は…。」


オルフェウスがガイアに向かって笑顔を浮かべる。


「これでどうですか…?」


聖霊はオーブを懐から取り出す。魔力を非常に帯びていた。


「オルフェウス様…。それは精霊の…!」


オルフェウスはそれをガイアに渡す。


「嘘……。」


「これは精霊の証。これでガイアは新たなる聖霊となったのです。聖霊ガイア…。いいですね。」


アリレス、ディム、ガイア、モーゼが止めようとするがオルフェウスは部屋へと向かっていった。


「それでは…世界の平和を。」


「オルフェウス様――――――――!」


---------------------------------------------


部屋から出てきたのはセナ、セレル、リリア、セティスの四人だった。


「どーしたのー?」


「オルフェウス様………」


仲間たちが蘇った喜び、聖霊が滅びた悲しみが交錯して複雑な気持ちになり泣き崩れる。

聖霊暦8128年、聖霊は散った。

アリレスは魔神防衛戦からディムについての話、オルフェウスについての話を終えた。


「オルフェウス様がわしらの為に自らの命を捨てたじゃと…?」


魚族、聖人を残した人類は残りアリレス達6人のみだった。

聖霊門、町は全て回った―――――


「アリレス。次は僕が案内するとするよ。奴らの元へ。」


聖霊龍――――聖霊ガイアが言う。


「……と、その前に。アリレス達はオルフェウス様の魔力で強くなった。そして僕も…。」


ガイアが翼を広げて言う。


「一度、従者6人として、ボクに力を示してくれ。君らに魔神と戦う資格があるか…。」

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