第七十四話 『聖霊に託された未来』
-聖霊暦 8128年 海底楽園モーレシア-
「アリレス。あなたは必ず邪霊、そして魔神を倒すと約束しますか?」
「もちろんです…。オルフェウス様。」
オルフェウスは海底楽園の奥へと向かっていった。
「まさか――!オルフェウス様!」
聖霊が振り向きアリレスに言う。
「私はアリレス、ディム、そして4人の従者に力を託すことにします。」
「それだとオルフェウス様の命が…!」
騒ぎを聞きつけてガイアとモーゼが駆けつける。
「オルフェウス様。おやめください。我が海底楽園の未来は…。」
「海底楽園の未来を案ずることはありません。アリレス達は海底楽園はおろか世界を救ってくれます…。それに私は…。邪霊を倒すことが出来ないのです。」
「邪霊を倒せない…のですか…?」
「……はい。」
オルフェウスは静かにうなずいた。
「待ってください。私は聖霊様の僕として…。これから僕は…。」
オルフェウスがガイアに向かって笑顔を浮かべる。
「これでどうですか…?」
聖霊はオーブを懐から取り出す。魔力を非常に帯びていた。
「オルフェウス様…。それは精霊の…!」
オルフェウスはそれをガイアに渡す。
「嘘……。」
「これは精霊の証。これでガイアは新たなる聖霊となったのです。聖霊ガイア…。いいですね。」
アリレス、ディム、ガイア、モーゼが止めようとするがオルフェウスは部屋へと向かっていった。
「それでは…世界の平和を。」
「オルフェウス様――――――――!」
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部屋から出てきたのはセナ、セレル、リリア、セティスの四人だった。
「どーしたのー?」
「オルフェウス様………」
仲間たちが蘇った喜び、聖霊が滅びた悲しみが交錯して複雑な気持ちになり泣き崩れる。
聖霊暦8128年、聖霊は散った。
アリレスは魔神防衛戦からディムについての話、オルフェウスについての話を終えた。
「オルフェウス様がわしらの為に自らの命を捨てたじゃと…?」
魚族、聖人を残した人類は残りアリレス達6人のみだった。
聖霊門、町は全て回った―――――
「アリレス。次は僕が案内するとするよ。奴らの元へ。」
聖霊龍――――聖霊ガイアが言う。
「……と、その前に。アリレス達はオルフェウス様の魔力で強くなった。そして僕も…。」
ガイアが翼を広げて言う。
「一度、従者6人として、ボクに力を示してくれ。君らに魔神と戦う資格があるか…。」




