表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
哀刻 --Tradimento Tempo--  作者: Futabave.
十二章 魔神の目覚めに邪龍は嗤う
59/102

第五十七話 『何も残らない』

挿絵(By みてみん)


-聖霊暦 8128年 血だらけの地-


ギイラに案内されて着いた場所には人間や聖人はおろか動物、鳥すらいなかった。


「何なんだ一体…」


アリレスは大きな廃墟のような物を見つけたのでそこの中に入っていった。

それは町のようなものだった。ギイラが言っていたヴェオスの町の跡地はこれではないかとアリレスは考えた。

しかし村を真っ二つに割るように巨大な石の壁が建てられていた。


「こんなものまで建てられたのか……。」


ギイラが驚いたように壁を見る中、セレルとリリアは黙ってそれを見ていた。

ここにいても何も進展が無いので、アリレス達は北に見えた巨大な要塞のようなものに入っていった。


----------------------------------------------


-聖霊暦 8128年 カオス・ラビリンス-


全体が紫のような不穏な色で作られた不気味な要塞だった。

入り組んだ道を進んでいくと銀色の龍が寝ていた。


「……。あそこには行けないか…。」


龍の威圧感に負けてアリレス達は一旦要塞を出た。


「ん?ここは?」


アリレス達は大陸の西側に出ていた。巨大な岩の壁の影響でどうやら西に行く方法は要塞を超えるしか無いらしい。

壁の向こうにも町の跡があったのでそこに入ったが、そこには大量の兵器が置いてあった。戦車だったり大砲だったり、科学都市の技術とは一味違う、独自で発達したと見られる兵器だった。町は分けられた西と東を合わせるとクロノスの城下町を超えるほど広く、何故ここが世界の中心と呼ばれなかったのかアリレスは疑問に思った。


「あれ…あれは聖霊門?」


町の東側からは見れなかったが、壁の裏、死角となる位置に聖霊門があった。


「このままだと何も手掛かりが得られない…入るぞ。」


アリレス達はその聖霊門に入っていった。


------------------------------------------------


-聖霊暦 8107年 ヴェオスの町 人間領-


出た先は入ったところと同じ、町の西側だった。

村人たちは兵器の準備のような物をしていた。その瞬間ギイラは後退した。何故後退したか考えていると向こう側に銀髪の少年2人を発見した。


「あれが昔のギイラ…?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ