第五十六話 『四人の邪霊の従者』
-聖霊暦 8128年 学園都市ロディア-
「初めまして。ボクは"聖霊龍"ガイア。聖霊オルフェウス様直属のドラゴンだよ。」
「聖霊龍…?」
「まあ気付いてるかなと思って…。氷河の塔に聖霊物を置いたのもボクだよ。何とかしてくれると思ってね。」
聖霊龍ガイア――彼がリゼイドル撃破を裏から支えていてくれた?
「じゃあボクはこれで失礼するよ。――あ、そうそう。どうしても困ったらこの世界の南東にある洞窟に来てね。」
洞窟?アリレスが聞こうとしたが、ガイアは外に飛び去って行った。
「アリレス――。」
リゼイドルが言う。
「俺は何をしてしまったんだ…。俺達魔神四天王は8108年…全員呪われた道具を拾ったんだ。」
そう言いリゼイドルは笛を取り出した。
「この笛が…?」
「ああ。エメリーザの場合天秤のようなものだったが…。他の二人も邪霊の呪われた道具を手に入れてしまったんだ…。誰が意図的にそれを仕組んだのかわからない。ただ、あれを拾ったら全員邪霊の従者になってしまう…。」
「全員邪霊の従者…?」
「そうだ。だから4人邪霊の従者が…。ぐっ!」
リゼイドルは説明をしている間に容態が急変し、リリアが助けようとしたが間に合わなかった。
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「アリレス、ちょっといいか?」
ギイラが言った。
「俺の故郷…。今までアリレス達には言ってなかったが…。アリレスには助けてほしい。」
「故郷…?ギイラの故郷はどこ?」
「……ヴェオスの町…。完全に今は滅びていて聖人すら住んでいない街だ。」
ギイラが言った。




