第二十二話 『戦霊とセレル』
-聖霊暦 8109年 光の教会-
「あなたが信霊の従者…!」
聖霊の従者アリレス、炎霊の従者セナ、戦霊の従者セレル、信霊の従者リリア。
愛霊の従者、邪霊の従者を除く4人の従者がここに集ったことになる。
「私は信霊様の教えの下、聖霊の従者たちと共に世界を救うその時までここ、光の教会で修業を重ねてきました。"魔女"の襲撃とここにあなたたちが来ること…。それが重なるのは運命のような何かでしょう。」
「ああ。4人の従者とギイラ、エメリィがいる今、僕たちに敵は居ない…。さあ!じゃあ戦霊の下に加勢しよう!」
「待て…」
ギイラが割り込んできた。
「以前魔女によってレメス様が殺されたことを覚えているか?」
セレルが俯きながら頷く。
「もしかしたら魔女はここの教会を狙っているかもしれない。だからここは分散するぞ。」
「でもー。結局未来の世界でここの教会は無事だったよー?」
「俺たちがここの世界に来ることで世界が変わっているんだ。何があるか分からない。ここは俺とエメリィの二人で護衛をする。お前ら従者たち4人で魔女たちを迎え撃て。」
アリレス達に戸惑いはあったものの、結局全員がそれに納得した。
-----------------------------------------------------------
-聖霊暦 8109年 東の関所-
セレルは走って関所へと向かった。
一人で魔物と戦う巨大な斧を抱えた勇敢な戦士のような者を発見し駆け寄る。
「戦霊……エウへメロス様…!」
エウへメロスはセレルの方を振り返ると驚いたような表情でつづけた。
「もしや…我が従者…セレル?」
セレルは頷き、エウへメロスの後ろにいたモンスターを槍でなぎ倒す。
「今話している暇はないであろう。倒そうぞ!こいつらを!」
アリレス達も駆けつける。
「魔法"シャイン"!」
小さい魔女の使い達がどんどん倒れていく。
リリアが魔法を唱える。
「魔女の使いよ…食らいなさい。魔法"アイスリヴァイヴ"!」
残った使い達を全員倒す。
「乗り切ったのか…?」
「従者たちよ…まだじゃ!」
アリレス達の視線の先には地を這う巨大な"眼"を持った魔物2体、そしてその上空には魔女秘書、ヴェノムが3体で、関所に攻め込んできた。




