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旅路

リアルが、最近忙しく投稿が出来ません。気が向いたら、これから見てください。( ;´・ω・`)

リベルテは、いつもの戦闘服ではなく私服で降りてくる。リーダーは、リベルテに挨拶をする。


「リベルテ、まさか家出か?」


冗談混じりに笑うリーダー。


「そんなわけあるか。久しぶりだけど、ダンジョンに行こうと思ってな。他意は、無いからそんな目で見るな。てっ、笑ってるし……。」


「まぁ、帰ってくるなら良いさ。」


「心配し過ぎだ。そのうち、疲労で倒れるぞ。」


ドヨーンとして、逆に心配そうにする。


「まぁ、倒れたら助けてくれるだろ?」


「俺が、居ないところで倒れられてもな。」


苦笑して、カレンダーをみる。


「暫く、帰ってこれないかもしれない。」


「ちなみに、何が目的だ?」


「そうだな、人生相談とリハビリとあとは昔の実力に戻しとかないと鈍りすぎた。手加減を覚えると、自然と手抜きしてしまうから困る。」


リベルテは、暢気に笑って言う。


「そうか、くれぐれも無理はするなよ?」


「あぁ、行ってくる。」


すると、後ろから声がして振り向く。


「リベルテ、俺もいって良い?」


「僕も、ダンジョンに行ってみたいなぁ。もちろん、父から許可は取っているよ。」


カルマとロイが、準備万端で立っている。


「却下!」


「「なんで!」」


「これから行く、ダンジョンはまだクリアされてない危険なダンジョンなんだ。もちろん、命懸けだし俺でも不安なんだ。二人には、荷が重すぎる。」


困ったように、二人をなだめるリベルテ。


「リベルテ、グリモワールに会いに行くのか?」


クウザが、朝食を食べながら言う。


「あぁ、グリモワールに聞いた方が良いと思って。やっぱり、弱音を見せるのはまずいか?」


「グリモワールは、全知全能を司る最強にして最高な生きた魔導書の王だ。お前が、問えば必ず答えてくれるだろ。それに、グリモワールは長生きだし話し相手は常に欲している。良いんじゃないか?」


「そうか、良かった。」


ほっとして、黙り込んだ二人をみる。


「……。」


「クウザ、助けてくれ……」


「俺も、一人で行かせるのは不安だ。だから、二人を連れて行け。今のお前は、ガラスよりも壊れやすいだろうし。不安定だからな。」


二人は、リベルテを静かに見る。


「けど、二人に何かあったら保証はしないぞ。」


「冒険者ってのは、命懸けで危険な仕事だ。もちろん、怪我をしようが死のうが自己責任な世界。さて、二人の意思は強いようだぞ?」


リベルテは、説得を諦めて呟く。


「はぁ~……。もう、勝手にしろ。」


リベルテは、外に出て馬に乗ると二人を待つ。


「あのさ、どこに向かうの?」


「最終試練のダンジョン。」


「「最終試練?」」


リベルテは、頷いて笑う。


「この世界で、最後に現れた英雄殺しのダンジョンにして魔導書の王の住まう場所。」


「「えっ、英雄殺し……!?」」


「あぁ、英雄殺し。時の英雄さえも、入れば帰ってこれないチート殺しのダンジョン。まぁ、グリモワールが支配者でラスボス何だけど。」


ドヨーンとする二人。


「それで、ラスボスに会いに行くのか?」


「そう。さて、行くぞ?あと、生死は自己責任だからな?そして、封印されてるダンジョンだから消耗品は沢山持っていた方が生存率が上がる。」


暢気に、二人を見て言う。


「バッチリだぜ!」


「勿論、僕も万端だよ。」




森のなかで、今回は寝ることになった。


「なぁ、リベルテ……」


「んー?」


焚き火に、枝を入れながら言う。


「お前さ、恋とかしないの?」


「何々?恋愛の話?」


枝を集めてた、ロイも座る。


「そうだな、そのうちするさ。」


リベルテは、暢気に言うとコーヒーを飲む。


「リベルテ……。」


「んー?」


キョトンとして、視線をカルマに向ける。


「お前、もしかしてさ。もしかして恋愛を、しないようにしてるんじゃないか?」


ブゥー!!!!コーヒーを、吹き出すリベルテ。


「ゲホッケホッ!」


「リベルテ!?」


ロイが、慌ててリベルテにタオルを渡す。


「図星か……。」


「カルマ、そこは手加減してやりなよ!?」


リベルテは、気管に入ったのかむせている。


「でもさ、気にならないか?確かに、身分や立場上で色恋沙汰は難しいだろうけど。リベルテが、自分から色恋を言う事って無いだろ?」


「確かに、一度も無いね。」


「でさ、考えられるとしたら。本当に、恋愛に興味がないか。興味が、無い振りをしているかだ。」


「なるほどね。でも、何でこのタイミング?」


首を傾げ、カルマを見るロイ。


「リベルテに、隙があったから。」


「あぁ、確かに。いつもなら、こんなに動揺しないか。さて、そろそろ話してくれる?」


黒い笑みで、逃がさないとばかりに笑う。


「いや、待ってくれ。話すから、手を離せロイ。」


リベルテは、オドオドとしている。


「そんじゃっ、聞こうか。」


「確かに、俺は恋愛をしないようにしてる。けど、本当に好きな人が居ないのも本当なんだ。」


「まぁ、しないようにしてるとはいえ。本当に、好きな人が居たら本心は偽れないからね。」


うんうんと、ロイは頷きカルマは真剣にリベルテを見ている。リベルテは、ドヨーンとしている。


「そう言う、二人はどうなんだ?」


少しムスッと、子供らしい不貞腐れた表情で言う。


「僕は、許嫁がいるからね。勿論、政略結婚じゃないし幸せだよ。だから、上手くいってるよ。」


「俺も、許嫁がいる。候補を出されて、ちゃんとした付き合いもしてるぞ。あっ、お前にも許嫁が居るんじゃないのか?その表情は、居るんだな。」


「だっ、だが。本音を言えば、心底お断りだ。」


リベルテは、候補達を思い出してゾッとしたような表情をして青ざめる。化粧と宝石で、飾りたて媚びてくる女達。その裏では、腹の探りあいと女達の黒々とした戦いがあり。ここら辺の、汚なさを知ってるリベルテはとても受け入れられなかった。


「「なるほど……。」」


二人も、訳知り顔でドヨーンとする。


「それに、今の俺に許嫁はいない。」


少し嬉しそうに、笑ってからコーヒーを飲む。


「じゃあ、地位だけ持っててあちらとはかかわらないと。でもさ、他の貴族に突っ込まれるぞ?」


「大丈夫だ。母が平民だから、王位継承の資格が無いし他の人。ザガルトあたりに、貴族達は目をつけている。俺なんて、眼中にないさ。」


純粋な笑みで、本当に嬉しそうに言う。


「確かにね。ねぇ、リベルテ……。」


「ん?」


「僕達は、何があっても君の友達さ。君が、どの選択をするかはあえて聞かないけど。忘れないで。」


リベルテは、驚きロイを見る。カルマは、その言葉に何かを感じとりロイとリベルテを見る。


「……ありがとう。」


苦笑して、目をそらすリベルテ。ロイはため息をついて、リベルテには悪いが勝手ながら覚悟を決める事にする。自分のために、何より友のために。


ロイは、カルマの反応を見てリベルテがカルマに教えていないのだとわかってしまう。


「二人は、俺に何を隠しているんだ?」


「何の話だ?」


リベルテは、いつもの笑みでコーヒーを飲む。違和感は、微塵も感じられずカルマは次の言葉が言い出せない。ロイは、少し困ったように笑う。


リベルテが、本気で演技をすればSランク冒険者でも気付けない。そんな、演技を目の前でされてはロイも暫くは協力するしかない。


リベルテは、いつまで言わないつもりだろうか?それに、何故あそこまで嫌がるのだろうか?情報が、足りなすぎる。法律や規則が、謎なのでそこら辺が関係しているように思えるけど……。はぁ……、駄目だ。とにかく、機会をうかがって聞いてみよう。


「さて、見張りだけどどうする?」


リベルテが、暢気に言ってくる。


「僕、カルマそしてリベルテで良いんじゃない?」


「……俺も、良いぞ。」


カルマは、少し不機嫌そうに言う。リベルテは、少し困ったように苦笑してロイを見て頷く。


「俺も、それで良い。」


そう言うと、テントに入っていった。


「ロイ。」


「ごめんだけど、話せないよ。」


カルマに言われ、即答で言う。カルマは、ムッとして座るとため息をついて言う。


「最近クランのメンバーが、リベルテを気遣うような気がしてリーダーに聞いたけど何も話してくれなかった。リベルテに、何かあるのはあるんだな。」


「……うん。でも、これ以上はリベルテの問題だから言えない。まぁ、時間もあるし今はそっとしといてあげて。もし、時が近くなってリベルテが決断出来なかったら君にもちゃんと話すから。約束する。」


「……わかった。」


カルマは、テントに入ってリベルテを見る。リベルテは、既に眠っており安らかな寝息をたてている。カルマは、ため息を吐き出し毛布にくるまった。




見張りが、リベルテの番になり少し寂しいので猫精霊ケットシーを呼ぶ。ポンッと出てくケットシー。昨日の事が、少し過って小さくため息をつく。


ロイは、確実に知ってたな。言うべきなのだろう、それは分かっている。けど、相手は大国である。しかも、この国の同盟国ではない。下手をすれば、一瞬でロイやカルマをおとしいれ殺せるくらいの権力と武力と財力を持つ大きな国。


言えるはずがない。


「ご主人?お疲れですかにゃ?」


こちらを見上げ、愛くるしい瞳で心配そうに言う。


「うーん、少しね。でも、大丈夫だよ。」


何が、大丈夫だ。自分が、大丈夫じゃない事くらい一番自分がわかっているのに。馬鹿馬鹿しいな。思わず自嘲の笑みを浮かべる。でも、暫くは馬鹿を演じていよう。これ以上、二人を巻き込まない為に。そう、静かに誓った。


「リベルテ、おはよう。」


ロイの声に、ハッとして自嘲の笑みを消し笑う。


「おはよ。カルマは、まだ寝ているのか?」


コーヒーを淹れて、ロイに渡すリベルテ。


「ありがとう。うん、爆睡してたよ。」


コーヒーを受け取り、さっきのリベルテの自嘲の笑みをしっかりと思い返す。あれが、本当のリベルテか。まったく、やっと本当の感情を見せた。


「ん?ロイ、どうかしたのか?そんなに、俺の顔を見て。俺の顔に、何かついてるか?」


「いや、ついてないよ。ただ、眠くないの?」


「そもそも、ダンジョンは初めてじゃないからな。平気だ。二人は、初めてだっけ?」


ニコッと、ケットシーの頭を撫でながら言う。


「僕は、初めてだけどカルマはどうだろ?」


「俺も、初めてだぞ。おはよー。」


「「おはよう。」」


良かった、昨日の事は引きずってなさそうだ。


それから、数日後……


「ついた、ここからは慎重にな。」


「「了解ラジャー!!」」


リベルテは、ブラッドストーンの首飾りをだす。


「その石は?」


「ブラッドストーンだよ。勇者・・・いわく、コーラルやアクアマリンに並ぶ3月の誕生石の1つで古代エジプトやローマでは兵士のお守りだったらしい。止血や腫れ物を癒すとか言ってたっけ。忘れた。」


「まて、リベルテ。今、聞き逃せない事をサラッと言ったぞ!しかも、古代エジプトとかローマとかなんだそれ?どっかの、国の名前か?」


「そうらしい。」


「リベルテ、君は勇者に会ったことあるの?」


「ロイの、親父も会ってるぞ。」


暢気に、ノホホーンと笑う。


「そっか、ハッピースピリッツのメンバーだったんだね。と言う事は、いろいろ教えて貰ったの?」


「異世界の、料理やお菓子なら教えて貰った。」


シーーーン…………。


「「よっし!」」


ガッツポーズをする二人。


「??さて、話を続けるとこのブラッドストーンがこのダンジョンの鍵なんだ。さて、行くぞ。」


大きな門が、ゆっくり開いた。三人は、奥へと慎重に進んでいくのであった。

さて、ダンジョンに入ったぜ!グフフッww


ネタバレをしますが、メンバーが三人増えます。勿論ですが全員女性で赤の他人です。( *´艸`)

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