表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アマルテアから来た山田花子です!  作者: 間波 結衣実


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
78/82

6話―08


 ◇


「普通にいたし……」


 感動の再会って感じでは全くなく、北村の車から降りてすぐに山田を見つけてしまった……。


 なんての? もっとこう……一生懸命捜した感があった方が感動的だったんじゃないかな?


「あれ?伊藤さんではないですか?」


 山田もあっさりと俺を見つけるし……。


「よう」


「どうされましたか? 私何か忘れ物でもしましたか?」


 反応薄くない?


 母さんが言ってたのは本当なのかな? 不安になってきた……。


「いや、違うけど……」


 ……今更だけど、山田に何て言えば良いんだろう……。


「……花」


「はい?」


「花、ありがとな。バイト代で買ったんだろ?」


「はい……お礼を、と思いまして」


 あっ、山田がちっちゃくなった。


 首なんか窄めてさ。


 なんか可愛いな。


「山田……」


『小松空港行き~』


「あっ!すみません、私、乗ります!」


 今来たバスの運転手に山田がそう叫んだ。


 ……タイミングが悪い。


 はぁ、全く……。


「伊藤さんっ」


 山田の荷物を持って、バスの方へと歩き出した俺を山田は小走りで追いかけて来る。


「山田さ、前に“私にできる事ならなんでもしますから、何かあったら言って下さい”みたいな事言ってたよな?」


「え? あっ、はい。確かにそんな感じの事を言いました」


山田は隣に並んで俺を見上げた。


 バスの運転手に山田の荷物を渡すと運転手は「どうも~」っとのんびりと答えてくれた。


「じゃあ、一つ言わせてもらうわ」


「はい! 何でしょうか?」


彼女はピシって姿勢を正した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ