表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アマルテアから来た山田花子です!  作者: 間波 結衣実


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
65/82

5話―09

「伊藤さんの趣味は訂正されたんですね! それで、正しいです!」


 胸を張ってフンスと鼻を鳴らす山田。


 ……クソ、やっぱり訂正だ。こんな調子に乗る奴を可愛いと言ってしまった過去の自分を全力で殴りたい。


「もとい! 俺よりちょっとパーツの造形が丁寧だからって調子に乗んなよ!」


「断然、言葉のトゲが酷くなっていますよ!?」


「ははは!」


「笑うなんて酷いです!」


 いや、だって、山田の表情が可笑しくて、可笑しくて。あんなに目を開いて驚かなくても良いだろう。ほんと、変な奴。


「あっ伊藤さん、ことじろうですよ」


「ん? ことじ灯篭な」


 山田の指す方にあの天気とか表示される時の背景なんかに使われることじ灯篭がデンと構えている。


「? そう言ったじゃないですか?」


「いやいやいや、山田は“ことじろう”って言ったじゃん」


「『ことじろう』は『ことじ灯籠』の愛称なのですから、テストの答案なら丸ではありませんか?」


「いや、バツだな。完全に不正解だ」


「ええ~、ケチですね。三角くらいはくれても良いではありませんか」


「くれるわけないだろ」


 そんなくだらない言い合いをしながら歩いていると、山田がふと足を止め、すれ違った外国人観光客の背中をじっと目で追った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ