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アマルテアから来た山田花子です!  作者: 間波 結衣実


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4話―04


 ◇


 夕食後、リビングのこたつでゴロゴロしていた俺に、山田が不思議そうな顔でそっと袖を引いた。


「伊藤さん、あの……凄いです。あれは何の呪文でしょうか?」


「は? 何が?」


 上体を起こして山田の視線を追う。


「どいね、あんた。そりゃまたがんこな事したじ〜」


 ただ、ばあちゃんが家の電話で誰かと話していた。


 ……呪文。


 宇宙から来た山田花子にとって、地球の言語よりも、おばあちゃんのネイティブ方言のほうが遥かに"未知の宇宙語"だったらしい。


「あれは方言だよ」


「ホウゲン……ですか」


 山田は興味深そうにばあちゃんを見つめている。


「ほやがいね〜。なぁあん。ほやろ?」


 ばあちゃんも誰と話してんだか。


「伊藤さん」 


「ん?」


 山田が目をキラキラと輝かせ、いつの間にか用意していたメモ帳とボールペンを握りしめて俺にすり寄ってきた。


 え? 何?

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