表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アマルテアから来た山田花子です!  作者: 間波 結衣実


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
46/82

3話―13

「あ、あの」


 抱きつかれて山田は困惑してる。


 そりゃまぁ、そうだろうな。


 微笑ましいと言わんばかりの顔で、父さんがそんな二人を見つめている。


 言っとくけど、貴方の妻が抱きしめてるアレ、異星人ですよ。


「混じりたいの?」


「どうしてそうなる?」


 この弟はなんて事を言うのだ。


「いや、そんな顔してたから、てっきり」


 どんな顔してたんだ、俺。


「まぁ、俺、風呂入って来るわ」


「ん~」


 克己にそう告げ、俺は着替えを手に風呂場に向かった。


 あ~、首痛いなぁ。早く治らないかなぁ。


ガチャッ


 コントクトを外して風呂場に入った。


 風呂場は湯気で真っ白だった。


 コンタクト外したから尚、視界がボケて真っ白に見える。ような気がする。


 ん? なんか鏡に落書きしてある。


 曇った鏡に何かが浮かんで見える。


「虫義十匹でございます…? あっ違うな、蟻か」


 ……“ありがとうございます”だな、これは。


「ははっ。それにしても“蟻十匹でございます”はないだろ」


 中々捻ってあってユニークだな。流石山田。


 は~あ。なんだかなぁ。


 地球人じゃないからかな? 山田って見てて飽きない。


 だから、もう少しだけ見ていたい気分になる。


 どうせ、あと五日しかいないんだろ? だったら、このままいっそあと五日間この家にいれば良い。


 ……な~んてね。嘘だよ。嘘。


「ブクブクブク」


ザブンッ


 いや、本心だけどね。


 だけど、一緒にいちゃいけない気もする。


 なんて相反する相対の気持ち。


 人間って面倒だね。異星人の山田にはこんな感情ないのかな?


 そう思うとなんだか羨ましく思えた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ