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2話―02
「山田、こっち」
俺は山田を客間に案内した。
「ソファーどうぞ」
またキョロキョロし出した山田に、二人掛けのソファーを指す。
「失礼します」
そう言ってソファーに座った山田は、天井のシャンデリアをキラキラとした目で見ている。
母さんもそうだけど、女の人ってこんなん好きだよな。
「玄関の絵といい、このシャンデリアといい伊藤さんの家はセンスが良いです!」
そうかな。まぁ、山田にセンスを褒められても……って感じがする。
「それで、さっきの紙は?」
「これです。お願いします」
受け取った紙には山田の字で俺の簡単なプロフィールが書かれていた。
責任者の欄には"山田 花子"と明記されている。
当たり前のように日本語で……。
「山田さぁ」
「はい」
「これ、日本語だよね?」
紙に書かれた文字を指す。
「そうですね」
質問の意味がわからないと彼女は首を傾げた。
「いや、さぁ……宇宙人語じゃないなぁって」
「伊藤さん、宇宙人語って何ですか?そのような単語初めて聞きました」
うん、俺も初めて言ったよ。
「ほら、何だっけ?山田はどこかの星から来たんだろ?だったらそこの言葉で書いてあるのが普通なんじゃないかなって」




