第二話
僕が扉を開くと、僕の目の前にあったのは巨大な塔だった。そしてその瞬間、
世界にファンファーレが鳴り響いた。
『パンパカパーン!おめでとうございます。エンドコンテン『神の斜塔』が発見されました〜皆様も、街中に存在する黒い門を開くことで『神の斜塔』に挑戦できますよ!
そして!『神の斜塔』では沢山の特殊キャラクターに出会うことができます!
彼らからの依頼を完了して、地位や名誉、権力などを手に入れることが可能となります!頑張ってください。』
そう言い終えると、ファンファーレは鳴り止んだ。
(ふむ、これってあれじゃないのか?本来もう少し後になってから発見されるものだったのでは・・・・)
そうして僕は考えるのをやめた。
そして僕は『神の斜塔』という巨大な塔に向かって歩いた。そして僕が塔の目前までくるとまるで巨人が作ったかの様な巨大な門が勝手に開いた。
そしてその光景に僕は目を奪われる。
(ああ、素晴らしい!正に雄大!その一言で事足りる、この『ジ・レガシー』は正に神話を作っていると言っても過言ではないな。)
そうして僕は興奮が覚めないままに、歩き出した。
(すごいな、塔の中も美しい。塔を構成しているのはなんだ?黒い大理石の様なそれでいてダイヤモンドなどと遜色のない輝きを放っている。鉄筋コンクリートはまずないだろうし)
そう考えながら歩いていると、僕は人にぶつかった。
「あ、すみません!」
「いえいえ、大丈夫ですよ。ただ私がよそ見をしていただけですから。」
すると彼女は、高貴な雰囲気を持ってカーテシーを行なった。
「初めまして、旅人の方。私の名前は、アエミリア・フォン・クラウツハーゼ。
この『クラウツ帝国』の第四皇女です。以後お身お見知り置きを。」
僕も礼には礼を持って返せと祖父から教えられていたので、昔祖父から叩き込まれたボウ・アンド・スクレープを行いながら自己紹介をした。
「初めまして。アエミリア皇女殿下、とお呼びしてもよろしいでしょうか?第四皇女殿下は少々僕の故郷では言いなれないことでして。僕の名前はブラック今日この世界に訪れたばかりの旅人です。」
すると彼女は微笑みながらいった。
「ええ、構いませんよ。それにしてもとても嬉しいことですね。まさか、王家のパーティに参加できなかったので仕方なくこの『神の斜塔』に訪れたのですが貴方のような面白い方と、お知り合いになれたのですからとても嬉しいことですよ。」
「あのすみません、『神の斜塔』ってなんなんですか?先ほどから聞こえてきますが。」
すると彼女は驚いたようだ。
「まあ!貴方まさか『神の斜塔』を知らずにここにきたのですか!?あ、す、すみません少々取り乱しました。いいでしょう。『神の斜塔』とは一種の特殊なダンジョンなのです。頂上に至ると、願いが叶うとされております。ですが、頂上に至るまでに百回層は越えなくてはいけないので叶えた人は未だにいないらしいですよ。それでいて強くなるのにもピッタリなので騎士団の訓練場所としてよく使われているのですよ。
確かに貴方は旅人でしたね。どうりで知らないわけです。」
「ありがとうございます、不思議に思っていたことがよくわかりました。ところで、なんでアエミリア皇女殿下は僕のことを『貴方』と呼ぶのですか?できることなら、名前で呼んでもらえれば嬉しいんですが。」
言い終えて、僕が彼女をみると彼女は涙を流していた。
「あの、本当にいいんですか?私が貴方のことを名前で呼んでも?」
「ええ、喜んでいくらでも呼んでくださってかまいませんよ。友達になれればとても嬉しいでしょうから。」
僕がそう言い終えると、彼女はとても笑顔で言った。
「ありがとうございますブラック様!私、今とても幸せです!この18年間生きてきて初めて友達ができたのですから!以後よろしくお願いしますね!ブラック様?」
そう言い終えると彼女は歩き出した。
「私やらなくてはいけないことがありましたので、ここで失礼させていただきます。どうか頑張ってください。挑戦はあの台に乗れば受けれますので。」
そうして僕は、台に登った。
『第一層は『静楽の草原』です。頑張ってください。』
その言葉が終わると、僕の目の前には一つの馬がいた。
「はい?」
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