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比翼の鳥なんてお断り ~私の前世は小説に書いてある~  作者: 海土 龍
その後の話

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【20歳 水無月その2 荒ぶる心】


「確認ですが、目標はオークスということに変わりありませんか?」


 調教師の池野がテーブルの上に腕を置き、指を組んで言った。その視線はレッドラビットの馬主である大畑に向けられている。

 亜希も彼らと共にミーティングテーブルに着いていたが、池野と大畑の顔を交互に見つめるにとどめ、口を挟むことを控えていた。


「ああ、オークスだ」

「レッドなら、ダービーでも良い勝負ができると思いますが」

「そうだろうな。だが、オークスを勝ち取って『女王』にしてやりたいんだ。『王』よりも『女王』の方が響きがいいだろ?」

「……そうですか」


 大畑は独特な感性の持ち主だ。

 馬を選ぶ時も毛並みしか重視せずに決断したほどである。

 だけど、『王』よりも『女王』、『皇帝』よりも『女帝』の方が音の響きが良いという彼の主張は、なんとなく亜希には理解できた。そこに理由なんてものはまったくないのだけど――。


(でも、ダービーを勝っても、その馬を『王』とは言わないよねぇ)


 オークスに勝った馬は『樫の女王』と呼ばれたりする。『オークス』とは『オーク』の複数形で、『オーク』は樫の木を意味するからだ。

 では、ダービーに勝った馬は何と呼ばれるのか。

 それは、普通に『ダービー馬』だ。その馬主は『ダービーオーナー』と呼ばれ、その馬に騎乗した騎手は『ダービージョッキー』などと呼ばれたりする。


(そもそもダービーに勝った馬に『王』というイメージがないのかも)


 ダービーは最も運のある馬が勝つ。

 最も速い馬が勝つのは皐月賞であり、最も強い馬が勝つのは菊花賞である。――そんな風にも言われたりしている。

 つまり、『最もなになにな馬』のレースが3つもあるので、そのひとつを勝ったくらいでは『王』とは呼べないということなのかもしれない。

 ちなみに、皐月賞、ダービー、菊花賞の3レースは合わせてクラシック三冠と呼ばれていて、すべて勝つと『三冠馬』と呼ばれる。


 牝馬に関しても『牝馬三冠』というものがある。これは、桜花賞、オークス、秋華賞だ。

 どうやら大畑にはこれを狙っている節があった。


「オークスが来年の5月ですので、それを目標に今後出走するレースを決めていきましょう」


 池野が椅子から立ち上がってホワイトボードの前に移動する。

 そして、マジックを手にすると、ボードに『5月、オークス』と書き込んだ。


「4月は桜花賞だな」

「桜花賞に出走するためには、優先出走権を獲得するか、賞金額を上げていくしかありません」


 これはどの重賞レースにも言えることだが、出走を希望したからと言って、どんな馬でも出走できるわけではない。

 桜花賞であれば18頭までしか出走できないので、それ以上の出走希望があれば、優先出走権を持っている馬から先に出走が決まる。それ以降は収得賞金順だ。

 ちなみに、オークスの優先出走権は桜花賞で5着以内に入れば貰える。


「桜花賞の優先出走権は、チューリップ賞3着以内、フィリーズレビュー3着以内、アネモネステークス2着以内です。この3レースの開催月はどれも3月です」

「3月か。まだ先だな」

「なので、その前に阪神ジュベナイルフィリーズを狙うのはどうですか? これは12月のレースです」

「12月か」


 池野はホワイトボードに『12月、阪神JF』と書いた。


「阪神ジュベナイルフィリーズの優先出走権は、アルテミスステークスの2着以内なので、10月に開催されるアルテミスステークスを狙います」


 阪神ジュベナイルフィリーズはGⅠレースだが、アルテミスステークスはGⅢレースで、どちらも2歳牝馬のみが出走できる。


「アルテミスかぁ。月の女神だな。いいな。出そう」


 ギリシア神話の女神の名前である。それだけを理由に大畑は承諾した。

 池野が『10月、アルテミス』とホワイトボードに書き込む。


「アルテミスステークスと阪神ジュベナイルフィリーズを勝てば、チューリップ賞などで優先出走権を勝ち取らなくとも、桜花賞に出走可能な賞金を稼げるかもしれません」

「すると、3月、4月、5月と立て続けにレースに出る必要がなくなるということだな」

「そうです。ですが、可能性の話なので……。ところで、アルテミスステークスが10月なので、その前にもどこかで走らせた方が良いと思います。例えば、9月の札幌2歳ステークスはどうですか? GⅢです」

「良いだろう」

「では、次のレースは9月ですね」


 池野が『9月、札幌』と書くと、その文字を眺めながら大畑が眉根を寄せた。


「まだ3カ月も先の話か」

「これから暑くなりますので、無理はさせずレースに向けた調教をゆっくりと行っていきます」


 札幌2歳ステークスは、芝の1800メートルだ。

 右回りなので、どちらかと言うと、左回りの方が得意なレッドラビットは右コーナーを曲がる練習を多めにした方が良いかもしれない。

 それに新馬戦よりも200メートル長くなる。それがどのようにレースに影響を及ぼすのか未知であった。


 そんな話をしてレッドラビットに関するミーティングを終え、亜希は帰宅する。

 玄関の扉を開けて、ただいま、と家の中に向かって声を掛けたが、出迎えがないので、おそらく隆哉は仕事中なのだ。

 仕事の邪魔をするのは気が引けるが、帰宅したことを告げずにいると、後で面倒臭いことになるので、亜希は足音を忍ばせて階段を上がった。

 すると、隆也の部屋から怒声が響く。もちろん声の主は隆哉で、何やらひどくお怒りである。


(荒ぶってるなぁ……)

 

 隆哉が亜希の前で怒鳴ることはけしてない。『怒る』というよりも不機嫌になって拗ねたり、叱ることはあっても、ひどく罵ったり、頭ごなしに怒鳴ったりすることはなかった。

 せいぜいあるとしたら、思わず声を荒げてしまった……といった感じだ。

 それは亜希が蒼潤だった頃からずっとそうで、峨鍈が蒼潤を大切にしていたように、隆哉も亜希のことを大切に、そして、怖がらせまいと気遣ってくれている。

 なので、例え、隆哉が仕事で気持ちが荒ぶってしまっている時でも、亜希が彼に顔を見せれば、その荒れた気持ちをぐっと抑え込んで、亜希に見せまいとしてくれるのだ。


 亜希は扉をそっと開いて、隆哉の部屋の中を覗き込んだ。

 隆哉の怒鳴り声は、ドアノブがガチャリと音を響かせた瞬間に止まる。彼は亜希に背を向けて座り、デスクの上のパソコン画面と対峙していたが、亜希が扉を開いた瞬間に、そのノートパソコンをぱたんと閉じて亜希に振り返った。


「おかえり、亜希ちゃん!」

「ただいま。仕事の邪魔しちゃって、ごめんね」

「いや、ぜんぜん!」


 直前まで苛立っていたのを誤魔化しているのは、声のトーンと引き攣った表情で分かる。

 隆也はデスクチェアから立ち上がると、駆け寄って来て、亜希の体をくるりと反転させて扉の方に向けた。


「仕事、トラブルなの?」

「大丈夫だよ。……大丈夫なんだけど、亜希ちゃん、ちょっと、ごめん」

 

 言いながら隆也は亜希の背を押して廊下に出そうとしてくる。

 そのまま亜希だけを部屋から追い出すのかと思いきや、隆也自身も廊下に出ると、後ろ手に扉を閉めた。

 おそらくパソコンがまだ会社の人たちと繋がったままなのだ。2人の会話を彼らに聞かれないようにしたいのだろう。

 そうと察して亜希はいくらか音量を下げた声で隆也に尋ねた。


「今すぐして欲しいことある?」

「ぎゅーってさせて欲しい」

「私がぎゅーってしてあげるよ」


 言ってすぐに亜希は隆哉に力いっぱい抱きついて、その体をぎゅーっと抱き締めた。

 すると、隆哉も抱き返してくる。


「仕事、大変なの? つらい? しんどい? やめたくなった? もしそうなら、やめていいよ。私、もうちょっと頑張って騎乗するレースを増やせば隆哉さんのこと養えると思う」

「大丈夫。そういうのではないから」

「じゃあ、誰かが何かをしくじった? それとも、また花園さんが邪魔してくるの?」

「うーん。近いけど、違うかな」

「仕事やめないの?」

「やめないよ」

「でも、昔みたいな働き方をしていると、寿命が縮んじゃう」


 峨鍈が亡くなった時、彼の年齢は66歳だった。

 当時の平均寿命は30歳くらいだとか言われているので、一見すると、長生きのように思えるが、これは当時の乳幼児の死亡率が高いせいで、平均値が大きく下がっているだけだ。

 それから、乱世だったということもある。

 なので、当時の人は、15歳まで生き延び、戦死することがなければ、60歳や70歳くらいは優に超えて生きられた。

 例えば、峨鍈の軍師のひとりである潘立はんりつは80歳まで生きたし、他にも90歳を越えても現役だった武官や文官が何人もいた。

 それを思うと、亜希は考えてしまうのだ。


(峨鍈にも、もっと長く生きていて欲しかったなぁ)


 ――って。

 そうならなかった理由は、ストレスのせいだと思っている。

 心理的な負荷が重く長く峨鍈を蝕んだために、彼の寿命を縮めたのだろう。

 蒼潤が峨鍈の老いを感じ始めたのは彼が60歳を過ぎた辺りからだった。だけど、それ以前から兆候はあったのだと思う。


 葵暦208年、彼が54歳の頃、天下を統一するために深江を越えて南下した。すると、蒼邦と穆匡ぼくきょうが同盟を組み、峨鍈軍の前に立ち塞がって、これを防いだ。

 大敗した峨鍈は中原へと戻り、以後、北原と中原、西原のみを天下と定めたが、正直な話、この大敗は峨鍈にとって大きな痛手となった。

 これは、単なる南下の失敗ではない。

 峨鍈は多くの兵士を失って著しく兵力を弱めたし、それにより峨鍈に反する勢力が力を増して政治的な場で彼の足を引っ張るようになった。


 以後、蒼邦と穆匡は同盟を続けながらも利益を巡って争い、そうかと思いきや、協力して北上してくるので、峨鍈は外の敵と戦い続けながらも、内では政敵とも戦い続けた。

 彼は国力を高めるための政策を次々に打ち出し、それに反発した者たちを粛清していく。

 そんな己の姿を蒼潤に見せまいとしていたところがあって、それはきっと彼の後ろめたさの表れだったのだろう。


 葵暦213年、59歳。峨鍈は尭公になった。

 その頃には彼の政策の成果が現れ始めていたし、彼の正しさは明らかであったのに、それでも反対勢力は無くならなかった。

 排除しても排除しても、そういう輩が不思議と湧いてくるのだ。

 その者たちは皇帝の名を出して難癖をつけてきたり、妨害行為を繰り返してくる。

 蒼邦や穆匡は相変わらずで、煩わしく攻め込んでくるので、兵士たちの士気を高めるために戦場に出向きたいと望むが、それもできない。政敵の動向が気になって都を留守にすることができないのだ。


 長らく峨鍈の執務を補佐していた卓岱たくたいが亡くなった後に、彼に代わる者を見出せなかったことも峨鍈の負担を増やしていた。

 もしも柢恵が生きていたら卓岱の後任不在など、どうにでもなっただろうし、そもそも都のことは柢恵に任せることができただろう。そう思うと、柢恵の死が悔やまれて仕方がなかった。

 

 葵暦216年、62歳。峨鍈は尭王になった。

 その頃から段々と食が細くなり、眠れない夜が増えてくる。

 ひとりで抱え込むように政務を行っている彼の負担は明らかだったのに、蒼潤を含め、誰ひとりとして彼の荷を肩代わりしてやることができなかった。

 夏銚や夏葦は武将であり、文官である孔芍や潘立はそれぞれ自分に課せられた執務で手一杯だったからだ。

 峨鍈は常に人材を求めたため、彼の周りには多くの人材がいたが、基本的に最終判断は己自身で行いたいという峨鍈には信頼のおける人物があまりいなかったのだ。


「隆哉さんもさ、なんでもかんでも自分自身で決定したいタイプだよね」

「そうかもね」

「隆哉さんの判断を仰がなくてもどんどん進めてOKな人って、水谷さんくらいでしょ?」

「許した覚えはないんだが。あいつが勝手に仕事を入れたり、会食を入れたりするから、迷惑だ」

「でも、本気で怒ったり、水谷さんのことを嫌いになったりしないじゃん?」

「あいつの判断は常に正しいからな」

「ほらね、信頼しているってことだよ。そういう人が水谷さん以外にもいてくれたら、隆哉さんはラクなのに。――そのためには、まず隆哉さんが相手を信じなきゃダメなんだよ」

「そうは言うけどね、亜希ちゃん。人を信じて任せるっていうのも、なかなか大変なんだよ。誰かに仕事を任せると、俺の思った通りの仕事をしてくれなかったり、いつまでに終わらせてくれるのかな、今どのくらいまで進んでいるのかな、って不安になる。それなら、俺が自分でやってしまった方が早いし、気が楽だって思ってしまうんだ」

「人に頼るのが下手なんだね」


 しみじみと言うと、隆哉がぐっと喉を鳴らして押し黙った。


「でもね、隆也さんが自分で何でもかんでもやってしまうと、他の人が育たないよ。いつまでも何もできないままで、結局、隆也さんだけがいつまでも大変じゃん」

「……」

「それで、いっぱいいっぱいになった隆也さんに怒られちゃあ、みんなが可哀想だよ。だって、今までちゃんと育てて貰ってないんだもん。あとね、もしも隆也さんが倒れちゃったら、私、悲しいからね。昔みたいに隆也さんと一緒に死んじゃうかも」

「……」

「――それでなんで怒っていたの? せっかく頼ってみようと思って任せた仕事が、隆哉さんの期待するレベルに達していなかったから? それとも、隆哉さんに無断で判断しちゃった人がいたの? 思い通りにいかなかったことがあった?」


 ぎゅっと両腕に力を込められて、亜希は強く抱き締められた。

 亜希も隆哉の胸板に顔を埋めながら抱き締め返す。


「何があったのか知らないけれど、あんまり怒らないで。血圧が上がっているんじゃないかって心配だし、あんな風に怒鳴ってさ、パワハラだって訴えられないか心配だよ」

「……怒鳴っているの、聞こえた?」

「聞こえたよ。前に市川が言っていたんだけど、会社では『しくじったら殺す』的なオーラを放っているんでしょ? それ、ヤバいからね」

「市川……」


 余計なことを言いやがって……という表情を隆哉がしたので、亜希はその顔に両手を伸ばして、軽く頬を摘まんだ。


「とにかく、命を削るように働かないで。現世では長生きして貰わなきゃ困る」


 そのためにも心穏やかに日々を過ごして欲しい。

 仕事がストレスになるのなら、やめたっていいのだ。そう言うと、隆哉は困ったように眉を歪ませた。


「俺の場合、仕事をやめた方がストレスになったりするかも」

「そうなの?」

「もともと亜希ちゃんを手に入れるために始めた仕事だけど………。ほら、年下の女の子の心を掴むためには、財力が必要だから」

「あー、うん。……そ、そうだね…」

「それなりに地位とか立場とか手に入れてしまうと、それを手放すのが惜しくなってしまうものなんだよ。あとそれから、もっと上に、もっともっと、って……」

「欲が出てきちゃったってこと?」

「そうだね。その欲を満たしていく過程が楽しくなってしまったというところかな」

「仕事、好きなの?」

「うん。――けど、それで亜希ちゃんとの時間が減ってしまうようなら、本末転倒だから、ダメだね」


 働き方を改めるよ、と言って隆哉は苦笑を漏らし、両腕の力を弛めた。


「手放しても構わないものは手放してしまおうかな。事業を縮小してもいいかもしれないし、新設分割してもいいかもしれない」

「何それ?」

「新しい会社をつくって、俺の会社が抱えている事業の一部を引き継がせるんだよ。俺はその会社の方針に口出しをしないってすれば、嫌でも信用するしかなくなるんじゃないかな」

「よく分かんないけど、いいんじゃない?」

「それをやるんなら市川に新会社の社長を任せたいんだけど、あいつ、いつ大学を卒業して日本に戻って来るんだ?」

「あと3年先じゃない?」

「3年か……。それまでに準備を整えておくか」

「ええっ。それ、市川に相談して承諾を得てからにしてあげてね。相談だよ、相談。昔のように命令しちゃダメだよ」


 市川は隆哉に金銭的援助を受けて留学しているので、隆哉の言うことに否は言い難いだろうなぁ、と思いながら亜希はとりあえず目の前の隆哉を諫めた。

 亜希ちゃん、と言って隆哉が亜希の顔に顔を近付けて、頬ずりをしてくる。


「仕事に戻りたくない」

「ええっ!? さっき、仕事が好きだって言ってたじゃん」

「一日中、亜希ちゃんと一緒にいたい。2人きりで家に籠って、他の誰とも会いたくない」

「うわっ。昔も同じようなことを言われた気がする」

「そうだよ。その時、君は嫌がる俺を強引に参内させたんだ」

「強引ってほどじゃなかったよ。ちゃんと帰りを待っているから、行ってらっしゃいって見送ったんだよ。――だから、隆哉さんのことも私が見送ってあげるね。部屋に戻って、仕事して。それから、怒鳴っちゃった人にちゃんとごめんなさいをして。怒鳴り声を聞かせてしまった人みんなに謝るんだよ」

「はぁ…」


 隆哉が嫌そうにため息をついたので、亜希は踵を上げて隆哉の首に両腕を回した。


「私、隆哉さんが仕事を終えるの待ってるからね。終わったら、一緒にお風呂に入ろう?」

「……」

「今日は私が隆哉さんの頭を洗ってあげるね」


 ぱっと彼が亜希に顔を向けたので、その顔をもっと自分の方に引き寄せて亜希は彼の唇に自分の唇を軽く押し当てた。

 それからすぐに彼から離れて階段を駆け下りる。

 1階に着くと振り返って、階段の上に向かって大声を出した。


「待ってるからね! 仕事早く終わらせてね‼」


 少し間があってから返事がある。

 そして、隆哉が自室に戻って行く音が聞こえて、ぱたんと部屋の扉が閉じられた。

 




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