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ストロント・ギア ―適性Sの戦痕―  作者: コロッケパン
第四章 浜松合宿編
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浜松最終決戦

 ガン! ギィン! ゴォン! ガギィィン!


 みんなでカミサの触手を必死にいなしたり、たまに来るカミサの攻撃を受け止めたりしながらも作戦会議は続いていく。


 『せっかく適性Sが来たんだし、性にあわないが、ここは凄まじい威力でぶっ倒しちまうってのはどうだ? 』


 迅さんがそう言った。でも、


 『長田支部長でも倒せなかったのに私ならできるって言うんですか? 』

 『一応言っとこう。技の威力ってのはな、技術などでも左右するが、威力の1番のポイントは適性だ。

適性S、お前だってあるだろ? 技術など全くなかったが適性のおかげで倒せたっていう経験が』


 確かにある。私が初めてギアを使った時、剣の振り方など全くわからなかったけど、とてつもない威力でワットを倒せた。あれのことを言っているのだろう。


 『渚、適性はF、E、D、C、B、A、S、Zの8段階あってZが1番高いんだよ。ちなみに支部長の適性はBなんだ。ハイパー隊員でも適性がAの人はほんとに少なくて、Sなんて今は一人もいないんじゃないかな?適性Bの人が1番多いんだよ。だから渚の適性Sは本当にすごいんだよ』


 適性Sより上があるんだ、と思ってしまった。まあそのうち会えるかもね。


 『とにかく、お前の適性はとても高い。だからもしかしたら倒せるかもしれないって言う話だ』

 『確かに、迅くんの言う方法なら倒せるかもね』

 『私もさーんせー! 』


 山手くんや美南さんも賛成する。


 『分かりました。私やってみます! 』


 作戦は決まった! 絶対倒してやる、カミサ!





 ◇





 『渚! 俺たちで時間を稼ぐ。だからその間にエネルギーを貯めとけ! 』


 次の瞬間、透斗と麻奈が加速した。一気に間合いに入る。


 「やっと来たか! 愚かな者たち! 」

 

 さっきまで私たちを攻撃していた触手はどんどんカミサの方へ戻っていく。そして、透斗や麻奈の方へ向かっていった。


 「『スターブレード』! 」


 透斗がそう言った瞬間さっきまで見えていた透斗は見えなくなる。いつの間にかカミサを切っていた。それになんだ? 透斗が黄色い星?に乗っていた。


 (なにあれ? いいなー)


 そう思ったのは言うまでもないが秘密だ。

カミサは透斗に集中していて、隙だらけになっていた。それを麻奈は見逃さない。


 「『アースブロック』 !」


 しかし、カミサも流石に反応する。


 「させるか! 」


 カミサはそう叫び、何百いや何千本もの触手を麻奈の方に向かわせる。


 その時迅とまだ星に乗っている透斗が触手が無くなったカミサの懐に潜り込む。


 「『スターブレード』! 」

 「『サークル・ストラッシュ』! 」


 2人の技がカミサの腹を襲う。


 一方麻奈は、


 「そんな触手で止められると思わないで! 」


 ガガガガガガガガガガ!


 何百本もあった触手をすごい力でまるて瓦割りをしているかのように全て切り、ワットの頭を襲う。


 そして、真横からは


 「『光矢(ホーリーダーツ)』! 」


 光の矢が襲う。


 全ての攻撃が届いた。


 「こんな......、こんな攻撃で......、俺を倒せると......思うなぁ! 」


 次の瞬間攻撃に転じていた4人、あと山手くんを復活した触手が貫く。


 「「「アアッ! 」」」


 みんなを貫くが、カミサは焦る。


 「もう1人は......、もう1人はどこに行った? 」


 その時、私ははるか上空にいた。山手くんに私の重さを極限まで軽くしてもらい、山手くんに空に向かって投げてもらったのだ。


 どんどん重力が戻っていき、落ちるスピードが上がっていく。ものすごいスピードになったところでカミサが見えてきた。


 (1発で倒す! みんなが作ってくれたこのチャンス、無駄にはしない! )


 そして、


 「『――ホワイト・アクト、フルバースト』!! 」


 その瞬間浜松は白い閃光で輝いた。

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