なんだよこれ?
透斗視点です!
その後、俺たちは何とか大量の触手をいなせるようにはなっていた。でも、やっぱり一歩間違えると触手が自分の体を確実に貫く。本当にやばい。
触手のせいで5人が離れ離れにされてしまい、またカミサにも近づくことができなくなっていた。それがさらに俺を焦らせていた。
(クソッ、なんとか麻奈たちと合流しないと)
でも各々の間には大量の触手があり、それらが合流を妨害する。
その時
『おーい、みんな! 大丈夫!? 』
無線で麻奈から連絡が来る。
(相変わらず器用だな麻奈は。てか連絡取れたなら最初からしてくれよ! )
心の中でツッコミを入れると......
『ごめんごめん、透斗。すっかりこれのこと忘れてて。つい最近できるようになったんだよ......』
『えっ、なんで? そっちに届いちゃってるの? 』
『お前、まさか使い方知らなかったのか? やべぇなこいつ......』
迅がそう言う。そうか、みんなは知ってたのか。てか心の声漏れるんだな。最悪だ、
『それにしてもやばいねこいつは......』
『僕も同感。このワット、隙が全然ありません。攻撃しなきゃ倒すなんて到底無理なのに......』
『大地が、触手全部に重力かけられたら楽なのにね! 』
『それは無理って言ってるでしょ! 』
戦闘中なのに頭の中が超賑やかだ。なにこれ、超邪魔だな......。
『ごめん、透斗くん。君のことをしっかり考えるべきだったね......』
山手が謝ってくる。
(なんだよこれ! 心の中の声が漏れる時と漏れない時がある......)
『透斗、まさかこれの使い方知らないの?心の声そんなに漏らしちゃって』
麻奈がからかってくる。こいつ、ムカつく!
『とーとくん! 自分が言おうと思ったことは私たちにも聞こえちゃうし、言おうと思っていなかったら私たちには聞こえないんだよ』
美南さんが教えてくれるけどじゃあなんで?
『え、俺言おうと思っていないのに......』
『それ、透斗が結構ツッコミしてる癖のせいじゃない?私はそう思うんだけど』
(そうか、癖のせいか。ま、そのうち治るだろ)
こんな感じで戦闘中だったけど脳内とっても賑やかでした。俺がしっかり触手いなせたのすごい気がしてきたぞ!




