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ストロント・ギア ―適性Sの戦痕―  作者: コロッケパン
第四章 浜松合宿編
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浜松大激突⑮

今回は全て透斗視点です。

 俺たちが駆けつけた頃には支部長はワットが出す何本もの触手で腹を貫かれていた。


 「「支部長! 」」


 嘘だろ、あの支部長を倒すなんて......、なんて化け物なんだ。


 「こいつはやばいよ、透斗。よく支部長は今まで一人で相手できたよ」


 「なんちゅう化け物だ......。あの硬そうな触手一体何本あるんだよ......」


 「大地、ものすごい重力をすべての触手にかければいーんじゃなーい? 」


 「いやいやいや、あんなの全部にかけるなんて無理に決まってんだろ。1本だけならともかくあれら全部なんて無理だ......」


 みんな色々言っているとワットが話しかけてくる。


 「ほうほう、良さそうなのが集まっているな。私の名はカミサ。私があいてをしてやろう! 」


 次の瞬間四方八方に触手が飛ぶ。俺たちはそれらをいなすので精一杯になった。


 そして、触手をいなすのにとらわれすぎると、


 「フッ! 」


 「しまっ......」


 カミサが俺に攻撃してくる。


 「こんなのはどうだ? 」


 いくつかの触手が集まりそれらがドリルのようになる。しかもそれが10個。嫌な予感がする......。


 「『ライナーアタック』! 」


 とても変?な名前の技が飛んでくる。嫌な予感は的中し、1人に2個ずつドリルが来る。こんなのを真正面から受ける選択をするやつなどいるはずもなく、


 「「「あぶない......」」」


 みんなしっかり避けていた。でも安心はできない。次のドリルがすぐに来るからだ。でもその時、俺、いや俺らはカミサ手の上で踊らされていたことを知った。


 何をされたかというと、俺はドリル6つで迅はドリル4つで挟まれてしまったのだ。


 麻奈と山手を追いかけていたドリルは俺の方に、美南さんを追いかけていたドリルは迅の方に行く。多分倒すのがめんどくさいやつから倒していこうとしているのだろう。


 (まずい、このままじゃ......やられる! )


 その時、


 「僕らを無視するとはなかなかいい度胸だね! 」

 「ほんとに! それ以上はさせない! 」


 山手のギアが2つのドリルにものすごい重力をかけ、美南さんの矢が山手のギア重力により重くなり、

ドリルを5つ捕まえる。そして、麻奈が二つのドリルを真っ二つに切った。


 俺と迅も2つのドリルを切り裂く。


 「ほほう、なかなか楽しめそうだな! 」


 カミサがとても楽しそうに言う。こいつは自分が負ける可能性を考えていないのだろう、だが......


 「絶対倒す! 」


 そして、俺たちはカミサに向かって走り出した。

 


 

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