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ストロント・ギア ―適性Sの戦痕―  作者: コロッケパン
第四章 浜松合宿編
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浜松大激突⑭

前半は長田支部長視点、後半はマイ視点です。

 バン! バン! ガギィィィン! バゴォーン!


 無数に生える触手が邪魔で全然近づけない。

本当にまずい。こっちはもう本気なのに......


 「楽しい......、楽しいぞ! もっとあがくんだ!」


 触手を自在に操って攻撃したり、こっちに近づいてきて持ってる剣で攻撃をしてきたり本当に隙がない。


 ギン! ガン! ギン! ギン!


 どこに移動しても触手が来て、自由に動くことができない。どうしても触手を防ぐ体勢に戻ってしまう。


 (もう、仕方ない......。こうなったら......)


 その後カミサが近づいてきたその時


 「『ブレイクアウト、フルバースト』! 」


 「フッ......。 そっちがその気なら......

  『バルクブレイク』! 」


 私は目を疑った、未だ1回も防がれたことのない私の全力の技が相手の技によって止められたからだ。


 「なかなか良い技だ。しかし......」


 次の瞬間、私の技が押され始めた。私の全力でも、負けている。私は直感した。、


 (こいつは......、化け物だ。でも......だとしても......)


 私は1歩下がり、そして、全力のスピードでカミサの後ろに回り込んで迫った。何回も何回も触手が体にあたり、体はもう限界を迎えていたが私は剣を振り上げた。


 「私はお前を倒す! 」


 そして、全力で振り下ろす。


 ガーン!


 金属同士がぶつかりものすごい音がする。一瞬やったか、と思ったが、その希望はすぐに崩れる。


 しっかりとカミサに止められていた。

そして......


 グサッ......


 何本もの触手が私の心臓を貫いた。直後頭を揺さぶるようなアラート音が鳴る。


 私の後ろから愛弟子の透斗と麻奈、そして、浜松支部や大宮支部のハイパー隊員3人が来るのがうっすら見える。


 (あとは......任せたよ......)


 ――キィィィィィィィン!!


 そして、私の体は光に包まれ、浜松支部の方へ飛んで行った。





 ◇





 「抜黒! 」


 膨大な黒のエネルギーを貯め、私のエネルギーと共に黒い閃光が放たれる。放たれた技は当たり前だが、一言で言えば威力の桁が違った。


 「私に歯向かったことを後悔するのだな」


 そして、その場を立ち去ろうとした瞬間


 「なぜ、帰ろうとする? 俺はまだここにいるのに......」


 見てみるとそこには蓮がいた。


 「なぜ......、なぜここにいる? 」


 「さて、どうしてだろうな? 教えて欲しいか? 」


 「くっ......」


 「まぁ、いい。正解は単純に言えばお前の技がダメだったんだ。俺のエネルギー全般は俺の体を傷つけることを嫌うんだ。吸い取ることはできるし、それを使って大技を放つことももちろんできる。しかし、それが俺の体に当たりそうになると俺のエネルギーは技に反発するんだ。わかったか? 」


 「おのれ、なんてお前に都合がいいものなのだ! 」

 「仕方ないだろ、だって自分のエネルギーなんだからな」


 私は扇を開き、蓮も柄に手をかけた。


 そしてまた、2人の戦いは激しくなるのだった。

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