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ストロント・ギア ―適性Sの戦痕―  作者: コロッケパン
第四章 浜松合宿編
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浜松大激突⑦

前半は迅視点、後半はマイ視点です。

「おのれ、おのれ! この俺に勝てると思うなよ! その舐めた態度を後悔させてやる! 」


「フッ、それを態度で示すんだな」


 適性Sがやられたと聞き、どんな奴かと思ったが、なんだこいつ。超舐めたやつじゃねーか。こういうやつは......


 ギン!ギン!ゴーン!


 俺は相棒の『サークル・デス』による強い力による打撃、そして縦横無尽な動きで相手の体勢を崩す。


 「しまっ......」


 「終わりだ! 『サークル・ブレイク』! 」


 力を貯めた巨大な手裏剣で相手を遠くに飛ばし、相手に向けて手裏剣を投げる必殺技!


 「ぐわぁぁぁーーー」


 これで倒したと周りの誰もが思った。

ーーしかし、


 「おのれ、グハァ、我に、グハァ、ここまでの攻撃をするとはなかなかやるじゃないか! 貴様の力に敬意を表し、我は本気を出すことにしよう! 」


 「そう来るか! 面白くなってきたじゃねーか! 」


 周りの誰もが迅に目の前のワット(マイド)を止めて欲しいと思ったが、そんなこと言える人はいるわけが無いのであった。


 そして、そいつは自ら自分の『リターン・ギア』の回路を切る。


 次の瞬間、そいつの膨大な力が溢れ出した。


 「こいつは......、予想以上だな! 」


 (ほんと、厄介な奴が多いな)


 「我の全力にて、貴様を倒す! 」


 浜松駅前の戦いは遂にフォースラウンドを迎えることになる。






 ◇





 浜松駅前の戦況が変わったわね。目の前の男ほどではないが、強者の気配だ。......クソ、何故この地球(ほし)の者どもは我らの邪魔をするのだ!


 「ほう、お前焦ってんな? 」


 目の前にいた蓮が話しかけてくる。


 「......だったらなんだ? 」

 「いや、別に、ただ......」


 そして、蓮は微笑みながら言う。


 「お前のように強いやつも焦ることがあるんだなって思っただけだ 」

 「......ッ、殺す! 」


 そう言うと私は一部上限を解除し、蓮との距離を詰める。そして、私の扇のギア『扇黒(せんこく)』に力をため、それをとき放つ。


 「抜黒(ばっこく)! 」


 『抜黒』とは、黒色のものからエネルギーを吸い取り、それを自分のエネルギーと合わせて放つという技。


 自分のエネルギーだけでなく、周りのエネルギーも使えるという点、また、相手が黒いものを持っていたり黒い服を着ていたりすると相手のものからエネルギーを吸い取りわざに還元できる優れ技である。


 (お前が強いのはもうとっくにわかっている。しかし、この技がお前と相性が悪い、いや悪すぎるのは明白だ! これで死ぬのだ! )


 そして、黒いエネルギーが満ち溢れた閃光は放たれるのであった。

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