蓮の憂鬱
蓮視点です。
今回は少し短いかも......
全く、せっかく接客を楽しんでいたというのに......
なんで、こんな良いところで東京支部に行かなきゃならねーんだ......
まあ理由はわかるぞ......
ワットが来た。強いのもいる。だから助けて、だろ?
はあ、まったく......
『まもなく、上野。上野。降り口はーーー』
もうこれの次東京か、行きたくねーな......
と、そのときあれ人物が見えた。
「よう、皇。新宿ぶりだな」
「おう、蓮か。お前も呼び出されたのか。すまんな、俺がいないせいで」
「いや、こっちこそ悪い。うちのハイパー隊員が3人もいるのにな」
「3人...... だと? 」
なにか、考え事を始める皇。
「何かあったのか? 」
「おまえほどはつよくないのだろうが、だとしてもハイパー隊員はハイパー隊員だ。それに東京には適性S、山上渚もいたはずだろう? 戦うには十分と言っても良いはずだ。少なくとも俺たちが呼ばれるほどのことではないだろう。これから言えることは......」
「相当強いやつがうじゃうじゃいるってことだな? 」
「フッ、そういうことだ。さっさと行くぞ」
そして、俺たちは一刻も早く東京駅に着くのを待つのだった。
◇
東京駅前、それは俺が知っているいつもの東京駅じゃなかった。構内は別に普段と変わったことはない。でも外は違った。
ロボット兵たちがうじゃうじゃいるのだ。
「どうする、皇? 」
「そんなの決まってるだろ? 蓮」
くそ、やっぱり俺にやらせるつもりか、こいつ。
「俺は結構防御特化なところがあるんだ。おまえ一人でやった方が楽だろ? 」
「まあ、それはそうだが」
こいつ、尤もらしい理由言いやがって。
顔に書いてある! 面倒だから頼むって。
でも気にしても仕方ないと俺は開き直り、
「さっさと終わらせてやろう、黒突撃! 20連! 」
バン! バン! バン! バン! バン!
何回も何回も俺は黒のエネルギーを纏って動き回り、そして切り伏せる。
20連もした頃にはさっきまで俺の目の前にいた奴らは全て倒れていた。多分機械だろうから壊れたのだろう。
「見事だな...... まさか、ここまで強いとは。それにしてもさっきの技、新技だな? 」
全く、こいつは本当に観察力と記憶力が高い。普通、そんなこと誰も覚えてない。
と考えていたその時、急に黒い穴が空いた。
見上げるとそこにはワットがいた。
「まさかほんとに来るとはな。たかが、ストロントの1支部を助ける為だけに...... まあ、よい。私、カットが返り討ちにしてやろう」
はあなんとめんどそうなやつなのだろうか。普通に勝てるだろうが、めんどい。それが正直に思ったことだ。
「蓮、こいつは俺が倒す。だからお前は先に行ってろ。お前の方が俺より足が速いしな」
「ほんとに倒せるのか、あれら全部」
そう、そいつだけじゃないのだ。死神、というべき格好をしたヤツらが10人もいるのだ。しかも、全てがロボット兵たちよりも性能が良さそうだった。これはいくら皇でも......
「心配は無用だ。早く行け」
こいつの強制してくるところは変わってないな......
まあ、いい
「わかったよ。お前も早くそいつ倒してこっちに来いよ? 」
「わかってるし、言われなくても早く行く」
正直に『はい』とか『もちろんだ』とか言ってくれよ...... 山上とは違って正直じゃないな......
そんなことを思いながらも俺は俺の全力の速度で東京支部の方へ走っていった。




