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ストロント・ギア ―適性Sの戦痕―  作者: コロッケパン
第五章 『関東ストロント祭』編
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混戦③

 蓮は行ったか......

 なら少し本気を出すとしよう。


 俺が防御特化だと思っているやつもたくさんいるようだが、別に攻撃ができない訳では無いのだ。


 「ひとりで残ったことを後悔しろ」


 そしてそいつが手を前に下ろした瞬間至る所から死神のようなもの達が私の方に攻撃しに集まってくるのがわかった。


 こういう時の俺のやり方は

 「『万雷』」


 そう言って俺は地面に自分の盾を突き刺した。


 次の瞬間その光が亀裂を伝うように広がっていき、そしてそこから大量の光が放たれた。


 光が無くなるとそこらじゅうに死神が倒れている。


 「ほう、お前。なかなかやるな...... 私は負ける可能性がある相手とやるのは趣味じゃないが、お前の相手をしよう」


 その瞬間そいつの目が変わる。

それはまさに獲物を狙う目だ。


 悪寒がして、急いでいた場所から離れる。しかし、俺の走るスピードはとてつもなく遅い。理由はギアがまあまあ重い盾であるからだ。


 「硬いやつにはこの技がいちばんだな、岩切斬(がんせつざん)!! 」


 ガリリリィィン!


 さすがにビビった本物、というより本体の盾ではないとはいえ、私の予備の盾が切られたのだ。


 「隙あり」


  しかし次の攻撃は防いだ。


 「私の本体の盾を使うのは久しぶりだな...... 誇れることだぞ? 」

 「でもその程度の攻撃では俺を貫通することはできない」


 俺はどんどん力を貯める。


 「舐めるんじゃねえ! 」


 そいつが攻撃してくる。しかし

 『無駄だ、『防御攻撃(カウンター)』。相手の攻撃を受けながらそれを何倍にもして返す技。


 そいつの攻撃の威力は結構すごかったので、そいつは耐えられるはずがなく......


 「ぎやああああああ」


 そしてそいつは『リターン・ギア』の光でどこかへ飛んで行った。

 「さて、さっさとここを出発ひて東京支部に向かわなければ......」





 ◇





 俺は目を疑った。

 なにせ、関東最大のストロントの支部、東京支部が見る影もないほど無様な形になっていたのだ。上の方では白い光と赤い光が衝突している。


 「フッ、白いのは山上だな......

 まあ、そんなのはどうでもいい」


 俺の目の前にはものすごい数の死神たちがいた。

 こいつらは一体一体でも十分強い。それが何体も何体もいたらそれは明らかに異常だ。


 「やっぱり今回は結構ヤバいやつだったか......

全く、なんで俺はこんなに面倒事に巻き込まれなきゃならねーんだ......」


 そう言いながらも俺は剣を構える。

 「さっさと終わらせてストロント祭に戻らなきゃだな」


 そして俺は技を放つ。


 「『黒突撃(ブラックドライブ)全力(オール)』! 」


 俺の剣が何回も何回も死神たちを切り裂いていく。

たまに俺のことを追いかけてくるやつもいたが、そいつも問答無用で切り伏せた。


ガギン! ガギン! ガギン! ガギン! ガギン!


 気がついた時には、もうあんだけいた死神たちは一体もいなくなっていた。


 「はあー、なんとかなった...... 流石にヒヤヒヤした......」

 とそのとき、オペレーターさんから連絡がくる。


 『蓮くん! 来てくれてありがとう! 』

 『あ、はい。てどこに行けば良いですか? 』

 『うーん、そうだね...... 地下にある避難所に行ってくれない?そこでワットが暴れてるんだよ...... 急いで行ってきて! ところで皇くんは? 』

 『皇はワットと遭遇したのでそいつと戦っているはずです』

 『ありがとう、蓮くん! よろしく頼むね!』


 全く、まあ、さっさと終わられよう。


 そう意気込み、俺はストロント東京支部の中へ入っていった。

これからは忙しくなるのでこれから1週間ほど休載します。

できるようになったらすぐに投稿するので楽しみにしていてください!

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