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ストロント・ギア ―適性Sの戦痕―  作者: コロッケパン
第五章 『関東ストロント祭』編
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適性Svs適性Z

 ほんとに私が何をしたって言うんだ! なんでこんなことになるの? ただストロント祭を楽しんでいただけだよ? なのに......


 私は目の前の適性Zの結愛さんらしき人を睨む。

でもまあ、大丈夫...... 私は強くなった.....

 浜松の時からたくさん特訓して剣もとても上手く扱えるようになった。

 そもそも相手は適性Z。私が、適性Sの私が勝たなきゃ誰が勝つ!?


 とその時いつの間にか目の前にいたはずの結愛さんがいないことに気づく。するとすぐに

 ビゴォーン!


 (ウ、ウウ、ウググググ......)

 マジでやばい。なんでこんなに素早くこんな威力出せるの?チートだよ!

 

 「『白攻撃(ホワイトブレイク)』! 」


 これで跳ね返せると思ったら、


 相手も赤いエネルギーを纏った攻撃で押し返してくる。

 「『炎天剣』」


 次の瞬間結愛さんのギアは炎に包まれる。そして炎を纏った攻撃をしてきた。

やばい、こんなの出鱈目すぎる!!!

 歯車、回れ!!回れ!!


 私の白攻撃もどんどん威力は上がっていく。でも結愛さんの炎天剣もどんどん威力が上がっていく。


 (自分で言うのもなんだけど、この人ほんとに出鱈目すぎない?)


 というかこの剣、炎を纏っている......

 そんなギアがあるなんて......

 私も欲しいなー

 (て、そんなこと考えてる場合じゃない! )


ガギン! ガギン! ガギン! ガギン! ガギン!


 何回も何回も剣がぶつかり合う。

 これでも結構力を入れているつもりなのだが......


 「ホワイトアクト!! 」


 「『炎獄の陣』」


 私の放てる最大限を放つ! でも結愛さんは当たり前のようにそれを迎え撃ってくる。

 『炎獄の陣』

 空気中のエネルギーを炎に変換し、一定の範囲内に炎の攻撃を放つ技、って感じだ。


 ガゴォーーーン!!!


 ものすごい密度のエネルギー同士がぶつかり合い、ものすごい音がする。というか、やばい、この爆発は...... 私もぶっ飛ばされる......


 そして予想通り私は上空に飛ばされた。

クッソ! まだあいつの相手をしないと...... 私以外にいないのに!


 すると下から真っ赤な光がこっちに来ているのが見える。結愛さんだ。

 (マジか、あの人! なんで飛べるの? )


 でもそんなことを言っている場合じゃなかった。

急いで迎え撃つための技を放つ!


 「『白突撃(ホワイトドライブ)』!! 」

 「『炎突撃(フレアドライブ)』」


 そしてふたつの勢いは衝突する。はっきり言ってしまえば次元が違った。適性Sが適性Zに1人でかなうわけがなかったんだ。

 だんだん押され始める。苦しくなっていくのを感じた。対照的に結愛さんは涼しい顔をしている。今何かを感じているのかすら怪しいのは言うまでもないが......


 どうすれば良い? どうすれば良い? どうすれば良い? どうすれば良い? どうすれば良い?

 どうしたらこの状況を打開できる?


ーーーそうだ!

 距離が近いんだ...... それなら......

 歯車、もっと、もっと回れ!!!!


 「ホワイトアクト!! 」


 お互いの剣が触れ合うくらい近いという至近距離から『ホワイトアクト』を受ける、これはたとえ結愛さんとはいえ、

 ーー回避は絶対にできない!


 結愛さんは地面に落ちていった。でもあの人は飛べるのだ...... やられているということはないだろう、多少ダメージは受けているだろうが......


 問題は私の着地方法だ。このままじゃ、過大荷重で『リターン・ギア』が起動しちゃう......


 フムムムムム......


 どうしたらいいんだろう?

 そうこう考えている間にもどんどん地面は迫ってくる。とここで私は思いついた! あの時のあれを真似すればいいかも!


 「『白攻撃(ホワイトブレイク)』!! 」


 前にアニメで見た技、衝撃には衝撃で対抗する!

つまり落ちている時には地面に技を打って落下速度を落とすのだ。

 そして予定通り、着地すると私は目を疑った。


 さっき私が戦う前とは違い、ストロントのところにはロボット(ワット・オートマン)や死神たちがたくさんいてそれを必死に隊員たちが食い止めていた。

 しかし建物の破壊を抑え切ることができていない。


 結愛さんはどこにもいない。なら......


 「とりあえずロボット兵たちを何とかしよう! 」


 そして私はストロントの方に走り出した

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