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ストロント・ギア ―適性Sの戦痕―  作者: コロッケパン
第五章 『関東ストロント祭』編
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如月凛

凛視点です。

キリが良いところで終わらせたので前回と比べると短くなってます。

 救世主のごとく私の前に現れたのは一応後輩の透明斗くんと麻奈だった。この子たちは私とは比べ物にならないほど強い。私の方が先に入隊したのにね......


 私がストロントに入隊したのは、まだ小学1年生の時だ。理由は簡単。親に勧められたからだ。

 私はそのとき、周りとは比べ物にならないほど頭がとても良かった。そのおかげで友達が少なかったのだ。

 きっとお父さん、お母さんは私を心配してくれていたのだろう。


 私はずっと努力していた。たとえ結果に実らなくても...... いつか実と信じて。同期に蓮という強者(ばけもの)がいたけど私は私のペースで、と気にせず一生懸命訓練に励んでいた。

 友達と何回も何回も話し合い、私のダメなところ、友達のダメなところを直せるようにみんなで努力した。


 でもその時現れたんだ。天才たちが......


 透斗、麻奈、実羽の3人組だ。そのとき透斗と麻奈は3ヶ月足らずでスーパー隊員に昇級。蓮の記録は2ヶ月だったので最速ではないが、十分すごい記録だ。実羽も射手(スナイパー)としては最速の6ヶ月でスーパー隊員に昇級した。


 悔しかった。私の方が先に入隊したのに、あっという間に抜かされてしまったことを...... 一晩中悔しくて泣いた。その後、私は今まで以上に訓練した。そ


 すると小学4年生になったとき、ようやくスーパー隊員に昇級した。やっと努力が実を結んだ、とわたしはたくさん喜んだ。でもその時だった。私をさらに悔しくさせる知らせが来る。


 透斗と麻奈がハイパー隊員に昇級したのだ。ハイパー隊員は一つの支部に1人いるかいないか、というくらい少ない。そんな地位に私より後に入隊した後輩に就いたのだ。


 もう私は実感した。たとえ頭が良くてもストロントにおいては意味がないということを......


 その後も私は諦めずに訓練した。途中からオペレーターの試験に合格しオペレーターにもなったがそれで時間が少なくなってもたくさん特訓した。


 気づくといつの間にか中学2年生になっていた。

そして現れたほんとうの天才が......





 ◇





 ほんとうの天才、それは同じ学校の後輩、山上渚だ。適性はなんとS! これはそのとき居なくてもおかしくないくらい高い適性だ。適性Sによる力は常時ものすごい力を与えるが、その人が望めばさらにすごい力を与えるらしい。


 今まではお伽話の中の話だと思っていた。でも渚が現れてから初めてそれが現実だと実感したんだ。


 今まで最速の昇級は蓮の2ヶ月弱くらい。それを渚は1ヶ月に更新した。適性のおかげでもあるとは思うが、1番は彼女の日頃の血のにじむような特訓のおかげであるだろう。私の努力なんでまだまだだった。


 私の適性はC、1番人が多い適性Bの一個下だ。私も適性に恵まれていたかった......

 少し渚に厳しく当たっていたのは適性のせいだろう。いけないってわかってた。先輩として頼られたいと思っていた。でも、私は優しくできなかった。だから、私は今からでも......


 (渚を巻き込んでしまったのは申し訳ないと思ってる。でも私は渚と戦いたい)

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